アート

第回国展 名古屋展:展示作品紹介(版画部)、その他

 

・・・美術団体・国画会による第99回国展 名古屋展が、名古屋・栄の愛知県美術館ギャラリーで開かれました。

展示部門は、絵画・版画彫刻・工芸・写真の5部門ですが、当ブロブでは版画部門の作品を紹介をしております。

第99回国展

東京本展

  • 展示会場:国立新美術館(六本木・乃木坂)。
  • 展示期間:2025/4/30(水)~5/12(月)。
  • 展示部門:絵画・版画・彫刻・工芸・写真の5部門。

名古屋展

  • 展示会場:愛知県美術館ギャラリー(名古屋・栄)
  • 展示期間:2024/5/20(火)~5/25(日)
  • 展示部門:絵画・版画・彫刻・工芸・写真の5部門

名古屋展:展示作品

・・・今回名古屋は、東京で4月30日~5月12日に開かれた本展の受賞者を始め、

全国の版画部門会員と東海地区の会員や会友、一般公募の入選作の中から一部を紹介しています。

受賞者、受賞者作品の紹介

・・・受賞者(全国の受賞者を対象)及び作品を紹介します。

国画賞(新準会員)

わたなべ淑子:地中より呼びとよむⅡ

新人賞

宗像りゅうじ:ハッピーアイスクリーム#1

会友賞(新準会員)

清水幸子:思案ー凍える地球ー

平塚運一賞

宇都宮俊次:WHATⅢ

 

前田賞(新準会員)

遠藤己喜雄

 

金守世司夫賞

小澤美雪:鳥帰る

 

新準会員、作品紹介

遠藤勇樹:月下飛翔No4(新準会員)

 

木村哲也:絶景かな絶景かな(新準会員)

 

葛西祐子:GO find Ⅷ

 

中部地区作者、作品紹介

・・・中部地区作者の作品を紹介します(順不同)。

米倉泰民(会員)、境界碑

 

 

小原喜夫(会員)、Z24(都介野岳)

作品:都介野岳(つげのだけ)について

<作品上部>

天に向い聳える緑の山は、都介野岳(つげのだけ)の展望、下記(ネット情報)をご参照ください。

<作品下部>

都介野岳(つげのだけ)を支える地下に存在する破壊力と熱量ある存在が鎮圧されている。

画面では、怒れる鬼(女性?)や人面魚?奇妙な大地を動かす謎の生き物がうごめく(作者よりヒヤリング)。

*ご参考、大関「大の里」優勝の関連記事*

力士の踏む四股には土地の邪悪な精霊を踏みつける意味があった。加えて「新横綱」の四股なら人々の復興への決意もまた踏み固めてくれるはずである(2025/5/25、中日新聞)。

 

 

版画作品都介野岳の眺望
写真:都祁富士(つげふじ)とも呼ばれる標高631mの円錐形をした美しい独立峰「ネット情報」。
都祁富士(つげふじ)の歴史的背景

卑弥呼が邪馬台国を統一したころ、この村のあたり一帯の高原台地に「闘鶏国」(つげくにと読む)があった。

その後卑弥呼の傘下に入る事になったそうだが、ここには縄文時代からの遺跡がある事から大和でも最も早くから人が住み着いた所らしい。

「都祁」は呉音で「ツゲ」と読むが、漢音では「トキ」である。

「トキ」は古代朝鮮語で「日の出」を意味するので闘鶏国は大和の東の日の出の国であった。(以下、ネット情報「関西・四国・中国故郷の富士」ご参照ください)。

 

 

廣江嘉郎(会員):ダンスエレジー

 

 

吉川房子(会員):促すー2

 

 

羽多野豊子(会員):夢ひと夜ー16

 

 

畑 涼一(会員):Bamboo57

 

 

大隅東也(会員)、Divergence 2405

 

 

佐藤豊子(会員)、My world 45

 

 

末平博子(会員):

 

 

浅井重一(準会員):湿地ー2

 

準会員優作賞

恵子(新会員):景 ’25

 

準会員奨励賞

藤本市郎(準会員):引潮ー日本海へー

 

 

石川敦之(新準会員):群空間 Ⅳ

 

松元 哲(一般):スクゥェア 7

 

 

内藤三香(一般):カラス 61

 

内藤三香(一般):カラス(県美展示)

 

中部地区以外の作者、作品紹介

米倉 泉(会員):Voyage-碇泊ー241

 

 

穂積千幸(会員):Schattoren

 

 

柴田吉郎(会員):冬の旅(木曽街道)

 

 

津田恵子(会員):「Twisting Landscapes」Ⅲ

 

 

布施慈子(新会員):Close your eyes

 

その他

新聞記展

・・・国展名古屋展に関する新聞記事を紹介します。

見出し

「表現の振り幅示す333点」県美術館ギャラリーで国展名古屋展
写真:色彩豊かでスケールの大きい絵画作品などが並ぶ「第99回国展名古屋展(2025/5/21日、中日新聞)。

第99回国展の名古屋展が20日、名古屋・栄の県美術館ギャラリーで始まった。

絵画や版画、彫刻、工芸、写真の5部門があり、計333点が並ぶ。25日まで。

絵画部でには、女性の頭部が気球のように浮かぶ非現実的な1枚や、アニメ調の赤ずきんの少女を描いた作品がある。

絵画部奨励賞のに選ばれた伊藤栄見子さん(71)=あま市=の「行間の刻「『感謝』」は、積み重なった新聞の上に花束を添えた。

「さまざまな人への積み重なる感謝を表現した」と話した。

工芸部には縦約3メートルの藍染のたペストリー、彫刻部は、銀色の女性の像などが出展されている。

美術団体「国画会」が全国4か所で開く巡回展の一環。国画会の名古屋支部事務所代表の増田直人さん(59)、

表現の振り幅を楽しんでほしい」と呼び掛けた。一般800円、大学生以下無料。

第99回 国展 名古屋展まとめ

・・・国展名古屋展が5月20日開催、私の所属する「伍人展」が6月5日開催であり同時開催を避けられました。

従って前年の様に、「国展」「伍人展」2グループ同日展示期間のケースでは、搬入・展示作業の重なりによる混乱がなく安堵しました。

20年超版画を続けて後期高齢者の仲間入りをした現在、
話題は作品に加え、作家さんの安否や健康状態におよぶようになりました。

工芸部門に於いても例外でなく高齢化が進み、展示作業も大変で従来よりジャンルを超えて皆で協力し対応しています。

国画会はジャンルが広く、今年は新しい人たちの活動も目立ちました。

 今後も「国展」の発展とメンバーの活躍を楽しみにしています。最後までご覧いただき有り難うございました。