アート

第100回記念 春陽展:絵画・版画、展示作品紹介。その他

 

・・・2023年「春陽展」が第100回記念を迎え、愛知県美術館ギャラリーで 開催されましたので展示作品を紹介します。

第100回記念 春陽展:絵画・版画

国立新美術館

  • 開催日、4月19日(水)~5月1日(月)21日(火)休館日。
  • 開催時間、10:00~18:00最終日は18:00迄。

愛知県美術館

  • 開催日、5月16日(火)~5月21日(日)。
  • 開催時間、10:00~18:00、金曜は20:00。 最終日は16:30迄。

宝塚市立文化芸術センター

  • 開催日、6月1日(木)~6月6日(火)。
  • 開催時間、10:00~18:00入場は30分前まで。

 

展示作品紹介:絵画・版画

第100回記念賞

・・・受賞作品を出品目録を基に記載しました。絵画部・版画部の順です(出展作家敬称略)。

絵画部

田口玲子:ふるりる3

春陽会賞

絵画部

太田利徳:移ろう時ー1

玉上順子:Reflection

川端陽子:水のかなた1

版画部

石川順子:LockーⅡ

奨励賞

絵画部

浅川正章:週末の地図

曲尾愼一:扉の前で(会員推挙)

浅野とく代:私のスペース2
三樹保子:イリュージョンⅡ
荒木祐一:KENROKUEN Ⅱ
本島雅之:帰路につく―薄暮ー
稲垣朋子:響 2
山下 淳:Pageー132
鵜飼冴子:空間Ⅲ

山村泰雄:石標Ⅰ

クニイマリコ:From Noon Till

ゆみこむらせ:Holly night(会員推挙)

古閑良隆:無言地底から
藁科美穂:無言の音ー声ー
酒井優行:青き人と奇妙な出会い

版画部

朝比奈則江:ゆらりー36
鈴木宏明:気配ーU(無人駅)
鏡味 満:通過点

 

田中洋子:Poem indigo3
小山恵美子:彼方の地平Ⅳ
山崎英子:彼方のヒカリXV

南大路一賞

絵画部

植村友哉:岸壁Ⅱ
組谷道子:時が刻む(会員推挙)

版画部

片岡啓子:Potager島 XIV

会友賞

絵画部

井戸智子:未知なる場所へ2023 1
大塚 晃:蠢動 Ⅲ
今尾さち子:仮想と現実との乖離

 

小貝幸子:AI Siguiente(次へ)
内堀久恵:風のことづて
福冨耿介:ある日の午後(会員推挙)

版画部

大野弘道:歓心のⅡき
吉沢敏之:Tour of the Milky WayーⅡ
田中一生:マテーラ

中川一政賞

絵画部

小林俊明:啓蟄の頃

岡鹿之助賞

版画部

いしだふみ:意識の森ー0【ゼロ】

SOMPO美術鑑賞

版画部

渋谷美求:楽園の女2

会員推挙

絵画部

細谷道子:南大路一賞で紹介
曲尾慎一:奨励賞で紹介
ゆみこむらせ:奨励賞で紹介
福富耿介:会友賞で紹介

版画部

浜口加奈子:DISTANCE VⅡ

賞候補作品、その他の作品

・・・受賞はされませんでしたが賞候補の作品及び中部地区を中心に活躍中の作家さんを紹介します。

版画部

杉藤万里子:悲壮するピラカンサとカリーナ

<ご参考>関連記事:シルクスクリーン:杉藤万里子。個展、伍人展、春陽展、その他。

飯田陽子:対話
船戸郁子:記憶の行方VⅢ

 

永幡民子:Self Interview ’22-6、(賞候補)
<ご参考>関連記事:永幡民子(ミクストメディア)個展:作品紹介。その他
鈴木和子:ひとり 23.3、(賞候補)
若狭陽子:プレコ32才(2)

<ご参考>関連記事:若狭陽子 リトグラフ展:展示作品紹介。リトグラフ、その他

嶋田尚典:ネコたち2023(B)、(賞候補)
永野英行:イグアナ再生プロジェクト(賞候補)

 

その他

新聞記事紹介

・・・美術団体「春陽会」の第100回記念春陽展名古屋展が、名古屋・栄の県美術館ギャラリーで開かれています。

絵画・版画では中部地区で最も規模が大きいい公募展。

東海三県の会員、会友、一般の127点と全国の会員、受賞者らの作品を合わせた320点を展示した。21日まで。

写真:中川一政賞に選ばれた自身の作品を説明する小林さん(左)=名古屋・栄の県美術館ギャラリーで。

具象・抽象織り交ぜた個性的な油彩、水彩画や技巧を凝らした版画作品が並ぶ。

地元では、会員の中から選ぶ中川一政賞に、春日井市の小林俊明さんの油彩が「啓蟄の頃」が選ばれた。

絵具を塗り重ねたり、削ったりするうちに浮かび上がった明るさに着目、自身の心を移した中小の作品だ。

絵画の部ではほかに、一宮氏の朝の徳世さん、あま市のゆみこむらせが、奨励賞を得た。100回を記念し、展示の仕方を工夫。

春陽会の今の方向性を概観できたり、力強さを感じさせる作品ばかりを集めたりと、展示室ごとに特徴を持たせた。

春陽会中部支部事務所を預かる小林さんは「春陽会を理解し、落ち着いて鑑賞してもらえるよう知恵を絞った」と話し、

来場を呼び掛けた。入場料は一般900円。大学生以下無料。(2023/5/18付、中日新聞)。

春陽会中部物故会員展

・・・2023年「春陽展」が第100回記念を迎え、同時に「春陽会中部物故会員展」が開催されました。

出品作品一覧と愛知県美術館・大学・お寺の所蔵作品を中心に編集しました。ご参考いただければ幸いです。

出品作家:出品目録の順番に掲載しました(敬称略)。

(左から)魚津良吉・佐藤昌胤・三根孝子

魚津良吉:波切B
佐藤昌胤:よしやま

(左から)大津鉦一郎・四方れい・宮脇 晴

大津鉦一郎:ジンベを着た少女
宮脇 晴:自画像

(左から)廣田康記・加賀孝一朗・徳田信保

加賀孝一朗:木曽寝覚の床
徳田信保:玉陵

(左から)丹羽孝雄・市川 晃・伊藤繕胤

市川 晃:花祭雉子舞

(左から)上原欽二・熊谷憲和・岡田 敬

上原欽二:ひまわり

(左から)中野満男・安藤宗明・丹羽皓夫

(左から)田中英明・渡辺一夫。稲垣 肴

(左から)前川鋼平・細井三男・浅井礼二郎

鈴木孝太朗

<ご参考>鈴木孝太朗さんの作品記事

1.:銅版画家「鈴木孝太朗遺作展」:作品(製法)、油絵、画歴(受賞・メディア記事)、随想と版画伍人展。

2.:鈴木孝太朗【メゾチント】銅版画展:展示作品紹介、その他。

第100回記念 春陽展:絵画・版画のまとめ

・・・新聞記事には、美術団体「春陽会」は絵画・版画では中部地区で最も規模が大きい公募展と紹介されました。

私が良く鑑賞させていただく全国的な規模の団体は、国展・春陽展・院展、油彩は二科展・元展・光風展などが主です。

また、一般的に人気の水彩展の鑑賞は、水彩協会展・水彩連盟展です。そして版画では、版画伍人展・板画院展です。

今年は、六本木の美術館で春陽展が開催され、次に国展そして伍人展と続き芸術活動が蘇ったことを肌で感じます。

今年100回の記念展と同時に「春陽会中部物故会員展」が開催され、展示中の「鈴木孝太朗」さんの作品を拝見しました。

孝太朗さんは、同じ伍人展の展示仲間でした。銅板作家の中心人物として活躍なさっていた姿が作品とダブって現れました。

彼の作品に感銘を受けた時と変わらない「芸術の持つ偉大な力」を感じた瞬間でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。