アート

第77回 水彩協会展:水彩・版画・素描、展示作品紹介。

 

・・・会派を超えた東海地方の作家らの水彩、版画作品が並ぶ第77回協会展が、2023/1/11~1/15の間、開催中です。

私事、同展示会に20008年から出品しております。

今回の77回水彩協会展にも出展しましたので、各部門の作品を紹介します。

写真(右):協会賞に選ばれた作品「初雪の頃」について語る津田さん、(2023/1/12日、中日新聞)。

 

第77回水彩協会展:水彩の部、作品紹介。

・・・水彩の部、受賞者以外の作品を一部紹介します。

水彩部門:作品一部紹介。

委員、尾中 真理

委員、坂本冴子

委員、堀尾一郎:ガラス絵

*<ご参照>堀尾一郎氏の個展堀尾一郎のイコン「歴史の方舟」展、ガラス絵・油絵・水彩・スケッチ・版画・その他

委員、森口由美子

会員、Barbara Casterline

水彩部門:受賞作品紹介。

水彩協会賞:津田恵子

「初雪の頃」:長野県松本市の奈川高原の晩秋を、陽光に輝くカラマツの黄葉にスポットを当てて鮮烈に描写。

 

中日賞:林 昌子

愛知県県知事賞:勝嵜保徳

愛知県県教育委員会賞:石黒 巌

名古屋市教育委員会賞:水谷律子

会員努力賞:近藤隆弘

会員努力賞:高松久美子

会員努力賞:河戸寿恵子

G・モーゼス賞:富永廣美

新人賞:岡田良子

奨励賞:大蔵隆部

奨励賞:津金高浩

佳作賞:粥川眞紀子

佳作賞:大島裕子

佳作賞:肥田敬子

トヨタ画材店:加藤俊二

イシカワ画材賞:松永隆男

セントラル画材:梅原有二

第77回水彩協会展:版画の部、作品紹介。

・・・版画部門、賞者以外の作品を一部紹介します。

版画部門:作品一部紹介。

委員、大澤 啓三:木版

委員、畑 涼一:木版

委員、吉川 房子:木版

委員、鏡味 満:銅板

会員、大隅搭東也:木版

委員、柴田真澄:木版

会員、老本貴美枝:木版

委員、櫛田諄造:木版

 

委員、末平博子:木版

委員、野村龍也:木版

委員、松元 哲:木版

委員、川合恵子:シルクスクリーン

委員、馬淵英樹:インクジェット

委員、鈴木洋子:リトグラフ

版画部門:受賞作品紹介

水彩協会賞:緒方 隆(拓摺り)

 

「カサゴⅡ」は、魚拓と同じ拓刷りの技法を用いて魚体をユニークに描いた。

 

東海テレビ賞:森 美也子

名古屋市長賞:内藤三香

会員努力賞:浅井重一

会員努力賞:宮崎幸代

新人賞:三宅 重

奨励賞:市川由紀

佳作賞:坂倉 健

セントラル画材賞:さとう ちえこ

大黒屋画廊賞:鈴木正仁

版画:自己作品、今回と過去の作品を紹介

・・・水彩協会に出展した作品の中で、今回の「JOINT16-3」と過去の作品「土塀(龍安寺)」を紹介します。

作風の変化(具象から抽象作品へ変化)を比較いただければ幸いです。

今回の作品、JOINT16-3

<JOINT16-3>制作過程抽象木版画:作品「JOINT」の作り方、工程・裏技・ヒント。 ご参照ください。

 

過去の作品、土塀(龍安寺)

<土塀(龍安寺)>作成の経緯
木版画のカルチャーセンターに通い始めたころ、熱田神宮の信長塀の凛とした美しさに魅せられました。

社寺仏閣を途方もない年月の間、度重なる風雨・人災を乗り越えて建築物を守ってきた土塀。

各地の土塀を求て、東京谷中・観音寺、奈良・東大寺~二月堂~海龍王寺~唐招提寺等々取材に出かけました。
京都巡りでは、龍安寺の石庭に加え、<それを取り囲む壁に興味を抱き、「土塀(龍安寺)」の作品が出来ました。

 

<(龍安寺)でのちょっとしたエピソード>

「石庭」を眺める観光客で賑わう正面の縁側を通り過ぎ、右奥サイドの縁側に回ったと同時に足が止まりました。

正面の「石庭」よりはるかに狭く小さい右サイドの庭を見つめる外国人(欧米人)の団体が5~6人、静かに胡坐をかいていたのです。

皆動かず、目の前の小さな庭をジ~と見つめる彼らの眼差しと集中した姿を思い出します。

遠い外国から、時間・労力をかけても「求めてやまない何か」彼らの見つめる物は何だったのだろう・・・。

初出品「信長塀」と2つの出来事

写真(版画教室課題):平成19年4月のカレンダー。
木版画教室の課題で4月のカレンダーにチャレンジ!、土塀をバックにした桜の散る姿を作成の時、
O先生が”土壁の表現がいい”とのアドバイスがありました。その一言で、版画のメイン題材は土塀としました。

土塀といえば、桶狭間の戦勝祈願に対する信長が奉納した土塀、

熱田神宮の「信長塀」が私の初出品でした。

写真(平成20年年1月):62回水彩協会展、新人賞。

1つ目は、2008年1月の62回水彩協会の公募展に初出品した「信長塀」が新人賞を受賞した幸運と、

2つ目は、その作品をご覧いただいた、造形大のT学長自身のブログに、

「信長塀はとても良かった」とのコメントを寄せられた記事を発見した時の喜びでした。

この感激は作品作りの原動力になっています。今回も新人賞を審査する時、この時の2つの出来事が蘇りました。

受賞される方にあの頃の自分が味わった感激をシェアーできたらと思いました。

作品の題材「土塀」取材の思い出

作品の題材を「土塀」とした後、各地に現存する土壁を中心に取材と作品作りを始めました。

奈良ではカルチャーセンターで2番目のO先生の案内で、社寺に現存する古い土壁を取材に行きました。

O先生とご一緒した奈良では、先生の作品所蔵の奈良ホテル泊、おん祭(深夜・早朝)を経験しました。
O先生と懇意の正暦寺では、国宝孔雀座像を拝見・日本酒発祥の菩提元を飲酒、その後住職とのカラオケを楽しみました。
お正月明けのNHK各地の放送で、日本酒発祥のお寺「正暦寺の菩提元」が紹介されました。ご住職もお元気で何よりでした。

カルチャーセンター、N・O・H先生の教え

・・・55歳から通い始めたカルチャーセンターで、木版画教室が20年以上続いている唯一の長寿趣味となりました。

木版画を長年続けられた、それには良い先生と良い版画仲間に恵まれたからにほかなりません。

経験豊富な先生の個性とその「教えの順番に恵まれていた」と確信します。

最初のN先生は、作品をたくさん作りなさい、彫った版木を積み重ねた高さが自分の身長を超えるくらい。
作品を観たらその人の作品だと分かるような作品を作りなさい、他人のやらないことをやりなさい。
2番目のO先生は、主題となる「土塀」をアドバイス、水彩協会・国画会への出展の後押しして下さり公募展への道を付けてくださいました、
教室での講義(版画の歴史・基礎知識・有名作家の本・作品展示の額装など)は、
体調思わしくないときも、重い参考書物をもって満遍なく丁寧な授業をいただきました。
そして現在のH先生、君の作品は目一杯やってるけど、作ってるとき苦しくないか?作家の状態が作品に現れるよ。
作品にはメリハリ・強と弱・明と暗・密と空間・単純と複雑など工夫しながら、先ずは自分が作ることを楽しむ事が大切。
作家が楽しんで作った作品は、見ている方もその楽しさを感じ受け止めるとアドバイスされました。

今回の作品と過去の作品を紹介の上で、信長塀から始まった過去の作品の流れとエピソード、

カルチャーセンターでの先生の教えなど、記憶をたどりながら記事にしました。参考になれば幸いです。

第77回水彩協会展のまとめ

・・・以上、東海3県(愛知・岐阜・三重)の作家達の作品を集めた、第77回の水彩協会展(素描の作品該当なし)でした。

  • 水彩画:委員・会員・一般、合計202(昨年202)点
  • 版画:委員・会員・一般、合計43(昨年41)点

「コロナ禍でかえってアトリエにこもって制作に集中できたためか、良い作品がそろったので見ていただきたい」(協会代表運営委員 大沢啓三氏)。

尚、昨年の水彩協会展の記事は水彩協会展:水彩・版画・素描、作品紹介。火耀会木版画展:作品紹介。を参照ください。

最後までご覧いただき有り難うございました。