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速く泳ぐポイントは競泳種目と足首の可動域の相性です【カエル足は平泳ぎ、バレリーナの足首は自由形・背泳】

写真:クロール、左足首は伸びて甲側で水をけることで、推進力がUPする。

県大会100m平泳ぎ決勝の経験のある私は、実は、幼少の頃に川で溺れ、水恐怖症となりました。

やっと、中学3年の夏に金づちを克服し、泳げるその喜びのまま高校で水泳部に入りました。

高校三年間の練習はハードでしたが、何とか県大会決勝に出場できるまで、いろいろ試行錯誤しました。

そのころの経験から判断し、この二冊の本は水泳上達に効果的だと思い自分の経験をはさみながら記事にしました。

<ご参考>川に溺れて死にかけ・県大会でも危なかった体験。

  • コツをつかんで苦手を克服!小学生のための体育基本レッスン<朝日新聞社、発行>
  • キミにもできる! 水泳のコツ大研究 水中遊びからクロール、平泳ぎまで<株式会社PHP研究所、発行>

*当ブログに使用の写真は、すべて上記2冊の教材写真を使用しています。

写真:PHP研究所、発行
写真:朝日新聞社、発行

 

 

 

 

 

 

 

猛練習しているのになかなか成果が出ないという方の参考になれば幸いです。

競泳種目と足首の可動域の関係

練習しているのに成果が出ない原因は、自分の足首の可動域と、泳ぎの種目がマッチしていないからでは?

一度チェックされたらいかがでしょうか。

練習の成果が出ない原因は?

スイミングスクールに通っているお子様をお持ちの親御様におすすめします。

お子様が自分に合った泳ぎを身に付け、生き生きと喜んで水泳に取り組んでいる姿を想像すると自分の事のようにうれしくなりますね。

又、健康維持のためプールを利用されておられる皆さま、さらに上位を目指し、いろいろな競泳種目に取り組んでおられる人々に伝えたいのです。

自分に合った泳ぎをみにつけるポイントとして、この記事がご参考になれば幸いです。

自分が今練習している競泳種目は、自分に合っているのだろうか?。

競泳種目と自分の足首の可動域など考えたことはなく、ただ健康のためにやっているだけですか?。

好きな種目だからただ泳いでいるだけ。という方は少ないのではないでしょうか。

泳いでいる限りは少しでも早く泳ぎたいと思うのが人情というものです。

そのほうが目標に向かって、努力もし甲斐がありますよね。

努力しそれなりの成果が上がると、やりがいがありモチベーションも上がります。

まさにスポーツが、我々に愛される原点がここにあると私は思っています。

普段の生活の中で、自分の努力した分だけ確実に成果が見える日常の出来事はそうはたくさんありません。

自分だけでなく他人との比較の上でも自分の努力の程度が確かめられる、これがスポーツの良い点ですよね。

例えば実生活の上で、会社や家庭の中では自分の努力や気遣いは、なかなか他人には理解してもらえない事が、多いのではないでしょうか。

足首の可動域を確かめましょう。

 

足首の可動域・・・地上で歩く時は気にしないが、水中では影響が大きい。なぜ水中では足首が影響するのか?。

競泳種目と足首の可動域の・・・バレーの足首とカエル足どう違うのか、可動域の見分け方。

足首の可動域は、自由型・背泳・平泳ぎ・バタフライなど、競泳種目別に相性があります。

足首の可動域と競泳種目の相性を確認し、適正な競泳種目の選択により、貴重な時間と努力を無駄にしないことが重要です

振り返れば、私が高校で水泳部に入り、練習した3年間の失敗体験談をご覧いただきたいです。

水泳に関して自分のお子様はもともとどんな競泳種目に適しているのか選択のお役に立てば幸いです。

このブログで早く泳ぐには、足首の可動域と競泳種目の相性がポイントだと気づいていただき、

これからの将来少しでも自分に合った競泳種目を楽しんでいただけたら幸いです。

足首の可動域の分類方法

足首の可動域は、個人個人で違います。人間が歩くとき走るときは、そんなに気にするほどの影響はありません。

しかし水中においては、足首の可動域が相当に影響します。

では足首を仮にA型(バレーの足首)とB型(カエル足)に分類します。

そのほかに参考までに、バタフライA型(バレーの足首)を追加します。

A型(バレーの足首)へ分類

先ず、仰向けに寝転がって足を組んでください。上になった片方の膝小僧、その足の甲と親指をご覧ください。

足の親指が膝小僧より、下を向いている人はA型です。自由形・背泳に適しています。

脚を伸ばした時、バレーダンサーのように足首の可動域をが柔軟で、ピーンと一直線に伸ばせる方ですね。

B型(カエル足)へ分類

同じく仰向けになり、上になったほうの足を体に近づけひき寄せてた時、足首の関節が楽に鋭角に曲げられる人はB型です。

足首の可動域がカエルのように引きつけられる方、かかとが鋭角にできる方ですね。

平泳ぎに適しています。足の裏の蹴りで大きな推進力が生まれます。

バタフライの足首はA型

足首はA型(バレーの足首)で、且つ両腕を同時に前方に回した時、肩・腕が楽に水面上を通過できる人です。

肩が柔らかく上半身も柔軟にしなやかに動かせる方。個人メドレーはすべてが兼ね備えた体でないと無理な種目です。

メドレーの池江選手など。本人の努力に加え足首の可動域が広く、肩も柔軟性を兼ね備えた芸術品レベルですね。

足首の可動域と競泳種目との相性

A型(バレーの足首)の可動域

魚でいえば、尻尾の役割をします。左右の足の甲を上下に交差することで、甲側で水をけり、推進力を生みだします。

自由形・背泳に適しています。逆に、足首をピーンと伸ばせない状態のままでは推進力は生まれません。

写真:膝と足首を伸ばし、足首は力を抜き甲側で水をけり進む様子。

 

B型(カエル足)の可動域

まさにカエルの足のような役目です。脚をたたみ足首の関節を曲げ、足裏で水をキャッチします。

と同時に後方に強く蹴り閉じる動作で推進力が生まれます。平泳ぎに適しています。

逆に、足関節の曲げ方が鈍角だと、足裏で水をキャッチできず推進力は生まれません。

写真:②足の裏を真上に向け水をキャッチ③後方に強く蹴った足を①閉じる。

バタフライの足首の可動域

A型(バレーの足首)ドルフィンキックと言われ、イルカのように全身の上下と連動させ、推進力を生みだします。

両手の返しは平泳ぎのように水中で胸の下の返しではなく、水の抵抗を避け肩越しに前方に返します。

その後、頭上をかすめ水中で後方に漕ぎます。よって、両肩の柔軟さが必要です。

写真:足首のストレッチ、左半分はクロール・右半分は平泳ぎ。

高校の水泳部での練習

振り返れば、私が高校で水泳部に入り、練習した3年間の失敗体験談をご覧いただくことになります。

水泳部入部

中学三年の時、念願であった金づちを克服しました。その喜びそのまま、高校へ入学と同時に無謀にも、水泳部に入部しました。

キャップテンは、私の入部を大歓迎。曰く、今年は県大会でメドレーリレーを結成したい。

平泳ぎ・バタフライ・自由形の選手はそろっている、あと背泳ぎの選手が欲しい。

背泳ぎの練習

背泳の選手が不足していたところだった。丁度よっかた!君は背泳をやってくれ。

その一言で、競泳種目は背泳に決まり、初めての経験でしたが背泳に専念することになりました。

1~2年猛練習にもかかわらず、他校と競争するまでのレベルに到達しませんでした。

2年の夏が終わり、メドレーリレーの夢もなくなりました。その間も背泳ぎの記録は伸びませんでした。

足首の可動域と競泳種目の相性の解説書 発見!。

上級生は卒業、翌年はキャプテンを任されることになました。

このままではだめだ!何とかしなければなりません。水泳に関する本を読み漁りました。

ある日、図書館のスポーツの棚で見つけた小さな本の数ページでしたが、目からウロコの記事に出合いました。

足首の可動域と競泳種目の相性が載ってました。なんだこれだった!背泳ぎで結果が出ない原因が判明しました。

自分の足首の可動域と相性がいいのは、平泳ぎしかないと判明しました。

競泳種目「背泳ぎ」と足首の可動域「カエル足」の相性は、良くなかったのです。

高校1~2年の間、私も・キャプテンも・コーチも、競泳選手の足首と競泳種目の相性に全く触れたことはありませんでした。

それとも皆知ってて、私だけが気づかなかったのでしょうか?今でも不思議です。

3年になり、5月の練習シーズンから平泳ぎの練習に転向しました。

その年の夏に開催される県大会までの練習期間は、少ししかありません。高校の2年間が実に悔やまれます。

もっと早く足首と競泳種目の相性に気づけばよかったですが、今は練習するしかありません。

県大会までの期間、学校が始まる前に一人でプールに出向き、早朝練習をプラスしました。

このブログを書きながら思う事は、水泳に関しては足首の可動域と競泳種目に相性があります。

決して報われることのない努力している方がいるのではないだろうか?と思いながら書いています。

競泳種目の変更

・・・足首の可動域と競泳種目の相性に気づかされ、改善された方がいらっしゃれば幸いです。

又お子様にアドバイスできた方、一刻も早く相性の良い競泳種目に変更し、喜びと自信に満ちた我が子の姿をご覧ください。

お子様のうちに、たとえ小さくても成功体験をさせることは今後の成長に極めて大切です。

平泳ぎの練習

高校三年の夏の終わりごろ、やっと皆に迷惑をかけない程度までレベルを上げることができました。

鹿児島市内には、高校生用の練習プールは25m・8コースが一つしかありませんでした。

15人程度を二組に分け一緒に使用していました。全校の水泳部が、同じコーチ一人のもとでの合同練習でした。

放課後の練習エピソード

普段の練習は5千mから8千mが基本でした。(50m×10本のダッシュを1セット(500m)。

1セット(500m)を10本セットで5千m、その後追加メニューがベースです。

ある日、50mダッシュの練習の途中、そのコーチが1500m!と声を上げ、スタートの笛を吹きました。

1500mは自由形だけの種目です、平泳ぎ種目には1500mはありません。

しかし、躊躇・反論する間もなく各自の専門種目で一斉に飛び込み、1500m完泳を目指し泳ぎ始めました。

ほとんどの人が泳ぎ切り、遂に平泳ぎの私は一人残りました。1000mくらいまでは覚えていますが・・・。

日が暮れかけたプールに私の泳ぐ水音だけがこだましていた。と、思います。

何回かのターンの後、コーチの”上がれ”の声で救われました。完泳はできませんでした。

練習後は、疲労困憊でした。自転車で30分の家路が遠く感じました。

冷蔵庫の中に”トマトが一つ”ありました!それを口にして、そのまま寝てしまいました。

翌日、いつもの時間に目が覚め、疲労は回復してました。あの頃は若かったのですね。

まとめ

競泳の種目に関しましては、陸上競技とは比較にならないほど足首と水中の関係(抵抗・推進力)は大きいのです。

足首の役割つまり水のキャッチ具合と競泳種目の相性がとても重要になります。

高校1~2年の間、私も気づかず・キャプテンも・コーチも、競泳選手の足首と競泳種目の相性に全く触れたことはありませんでした。

自分の失敗の経験から、足首の可動域と競泳種目の相性を理解の上うえチェックしてください。

お子様または自分の青春の貴重な時間・労力を無駄にしないようこの記事が参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。