社会

水の事故の現状と対策:川・海でおぼれたが助かった!大人になっても感謝と反省。金づち克服と薩摩の教え。

水の事故:川・海でおぼれたが助かった!自分と知人の体験談を記事にしました。

こんにちは、昭和シニアです。毎年夏休みの頃になると、水の事故で亡くなる人々の報道が増加します。

水の事故で多いのが川、そして、海ですね。私は川でおぼれた時の臨死体験があります。

最近知人から海でおぼれた体験談を聞き、同感覚に共感を覚えました。

代表的な川と海の事故の現状、それぞれの事故の共通点、相違点及び特徴等記事にしました。

特に親御さんのご参考としていただき、お子様の水の事故防止のヒントになれば幸いです。

川でおぼれたが助かった!自分の危ない体験談

私は8才の夏休みに、実家の裏庭に接して流れる川でおぼれました。

奇跡的に命拾いした事があり、その時の危ない体験を記事にしました。

川は子供たちの絶好の遊び場

・・・鹿児島市内で2番目に大きい川が、実家の裏庭の堤防に沿って流れていました。

その川は、裏庭で下流に向かい大きくカーブを描き、その場所で流れは速くかつ深くなっていました。

台風などの大雨で水かさが増えると、とても危険な川でした。

一方平常時は、アユも放流され、ウナギなど好きな時にゲットできるきれいな川でした。

そして平常時の対岸は上流から運ばれたきれいな砂が向こう岸に砂が堆積していました。

堆積した砂によって、まるで小さな海水浴場の砂場の様で、付近の子供たちの絶好の遊び場でした。

川でおぼれた経緯

・・・上流の浅瀬から、年長の兄さんたちが先に飛び込み流れに乗って浮かびます。

さらに川の流れは早くなり、深くなりカーブを過ぎます。

その勢いで流れに乗ったままの兄さんたちが、歓声を上げながら下流の浅瀬まで流されます。皆とても楽しそうです。

それを見ていた私の周りにいたこどもたちが列に並び始めました。

私もその列に並びました。少し不安でしたが、私の前には年少者が並んでました。

年少者が飛び込み、私の番です。ここで”はやし言葉”が出ないうちに!私は浅瀬から流れに向け飛び込みました。

ところが、飛び込んだ勢いで体は、浮かびませんでした。

そのまま川の流れで、深みに引きずられてしまいました。

おぼれた時の対応策

・・・深みにひきこまれ、周りの水の中で流されるまま回転しているような感覚でした。

子供ながら、このままでは危ないと思いました。なぜかその時、クラスの先生の顔が浮かびました。

そして、先生の夏休み前の話”おぼれたなと思ったときは、体の力を抜き片手をあげなさい”を、思い出しました。

その通りに、体の力を抜いて右手を上げました。レアなケースかもしれません。

しかし、私自身がこの方法で体験し助かりましたので、参考になればと思い記事にしました。

子供の頃の危ない体験(臨死体験か?)

・・・水の中で回転しているその時、脳みそに明るい光と画面が現れました。

4才の頃まで遊んだ生家の裏山は、おじさんの持っているミカン畑でした。

その中を、白い野兎がかけていくのを見かけた時の”のどかな風景”でした。

そのミカン畑に行く前の小径の脇には1本の柿の木がありました。

4男の兄貴が赤く熟れた柿の実をとってくれ、二人で柿を腹いっぱい食べた場所でした。心地よく、幸せに満ち足りた時間でした。

大人になっても忘れない命の恩人

・・・その中で、聞こえてきた声「こいやだいよ?(=この人は誰だ?)」そして、私の腕をつかみ上げてくれた人がいました。

同じ町内に住んでいる、年長のMお兄さんでした。まさに溺れ流されていく私の手を引き上げてくれた、幼少期の命の恩人です。

彼曰く。たまたま一番深い川のカーブに突き出したところの石でできた階段に腰かけて休んでいた、その時でした。

偶然、川の中から流れてくる私の手に気が付いたのだそうです。今なら人命救助で表彰レベルだと思います。

大人になっても、感謝と反省

・・・助けていただいたMお兄さんに、その時ちゃんとお礼を言えたのだろうか?自分の両親を連れて、彼の家にお礼に行った記憶もありません。

今日があるのはMお兄さんのお陰です。毎年誕生日が近づくたび、水の事故のニュースを見聞きするたびに彼の事を思い出し感謝しています。

夏休み前、おぼれた時の対応の仕方を教えてくれた担任のM先生にも、お礼を言ったのだろうか?記憶にありません。

海でおぼれたが助かった!知人の危ない体験談

・・・最近、知人から「幼少のころ、天草の海辺でおぼれた事がある。」との体験談を聞きました。

私の川と、知人の海との事故ではどんな違いがあるのかなど、参考になればと思い記事にしました。

海は子供たちの絶好の遊び場

・・・小さい子供にとって海辺は楽しい所ではあるが、同時に危険もいっぱいだ。その日は夏休み中の登校日で大きい子たちは誰もいなかった。

日頃から姉たちがいないときは絶対に海に入ってはいけないと、親からきつく言われていた。

海辺でおぼれた経緯

・・・燐家の節ちゃんは、私より一つ年下の四歳。節ちゃんの二歳の弟と五歳の私の三人は、大潮で特に潮位が高い海を何回も見ていた。

そこにクラゲが、プカリプカリと泳いできた。節ちゃんが「あのクラゲを捕って」と言う。ウズウズしていた私のブレーキが外れかけた。

私は泳げなかったが板につかまってバタ足だと泳ぐことが出来たので、「じゃあ、そこで待ってて」と言うと、「いやだ、私も行く」。

私は、「だめ、板が一枚しかない」。「イヤ、一緒に行く」と、どうしても行くと駄々をこねた。

海辺でおぼれた原因

・・・とうとう根負けして一枚の板に二人がつかまって泳ぎ始めた。

まだ岸から1メートルも行かないところで、節ちゃんが突然!板から手を離し、私の腰に抱きついてきた。

急にバタ足が出来なくなって、節ちゃんを振り払おうともがいた。その拍子に頼りの板も流されてしまった。

子供の頃の海での危ない体験

二人ともブクブクと海に沈んだ。必死になってやっと、海面に出た。

「母ちゃん」と呼ぼうと「か」と言ったつもりが「ンがっ」としか言えなかった。

そしてすぐに、またブクブクと沈む、必死にもがいて海面に出る。

また「ンがっ」と言う。どうしても声にならないのだ。何回そんなことを繰り返しただろう。

苦しくて、何とか節ちゃんの手を解こうとしたら、今度は手にしがみついてきた。

まだ、死ぬという自覚のない私だったが、もう、海面に上がることも出来なくなっていた。

助けてくれた命の恩人

そこへ、大釜のそばで仕事をしていたミネコさんと言う人が大声で叫びながら服のまま飛び込んできた。

(大釜:水揚げしたばかりの鰯を、グラグラ煮立てた海水で炊き上げる釜。茹でた鰯はムシロに広げられ、天日干しにして「鰯の煮干し」作る)。

ヨチヨチ歩きの二歳の節ちゃんの弟が大人たちに助けを求めたらしい。私たちは助けられた。

海水を吐かせるために色んなことをされたが、水はあまり出てこなかった。

一方、私の腰にしがみついていた節ちゃんは、溺れている間中一度も海面に出ていなかったため、重症だったようだ。

かなりの水を吐き回復にも時間がかかったらしい。それにしても節ちゃんの弟は、どう、大人たちに伝えたのだろう。

海辺で溺れた体験談を話してくれた知人こそ画文集「夕焼けの大地」の木版画・著者である、向井久美子氏であります(朝日カルチャーセンター木版画 畑 教室、所属)。

画文集「夕焼けの大地」は、旧満州からの逃避行を経験した引揚者で、我々日本人が忘れてはならない歴史の出来事を記した名著です(国立国会図書館)。

大人になっても感謝と反省

・・・命の恩人は、この弟とミネコさんである。その後、私も小学生になり、中学生になり社会人になってもミネコさんにだけはいつも敬意を払っていた。

気が荒くてみんなに怖がられていたミネコさんは、いつも私にやさしかった。

溺れたことは今も鮮明に覚えている。ただ、節ちゃんの弟の名前だけは忘れてしまった。

 

写真:天草の海(撮影者:長浜みずえ さん)

 

人間は生まれてから大きくなるまでに、家族はもとより、たくさんの周りの人々に助けられて生きているんだ!と今でも思います。感謝しかありません。

水の事故の現状と特徴

・・・夏は海や川など中心に、老若男女ともレジャーを楽しむ機会が増える季節です。楽しみが増える半面、危険もあります。

水の事故と対策を考えるにはまず、現状を知ることが大切です。先ずは、現状からリサーチしました。(政府広報オンライン)。

では、実際にどれほどの件数が起きているのでしょうか。何人の方がなくなり、どのよう場所で起きているのでしょうか。

水の事故の現状

・・・・令和2年(2020年)に全国で発生した水の事故の件数は、1353件で、人数は、1547人でした。

そのうち722人が死亡・行方不明になったりしています。実に46.7%、約半数近くに上り、重大事故になるのが高いのが水の事故の特徴です。

死亡・行方不明の発生場所は、1位が「海」で50.1%、2位が「川」で35.2%、3位が「用水路」で8.4%、4位が「湖沼地」で4.7%、以下「プールその他」となっています。

死亡・行方不明の行為別は、1位が「魚とり・釣り中」で31.1%、2位が「水遊び」で9.3%、3位が「作業中」で8.4%、4位が「水泳中」で5.4%、以下「通行・その他」となっています。

子供(中学生以下)の死亡・行方不明の発生場所は、1位が「川」で64.3%、2位が「海」で17.9%、3位が「用水路」で10.7%、4位が「湖沼地」3.6%、以下その他となっています。

水の事故の特徴

・・・川・海共通で、約半数近くの人々が、死亡・行方不明に上り、重大事故になる割合が高いのです。

子供(中学生以下)の死亡・行方不明の発生場所は、1位が川で、2位が海であり全体の82.2%を占めており圧倒的に多いのです。

水の事故防止対策、川・海

・・・子供の頃、私は川で溺れたところを助けられ、知人は海で溺れたところを助けられた(貴重?)な経験がありました。

そこで川と海それぞれの事故防止対策は何か、共通点は何か記事にしました。

川の事故、防止対策

・・・子供(中学生以下)の死亡・行方不明の発生場所は、1位が川で圧倒的に多いため、絶対に一人で遊ばせないようにする。私のケースでは子供たちだけのグループで遊んでいました。

事前に川の地形を知り急な増水に備える。高校の時、山奥に住む友人と近所の川に魚取りに行ったとき、ダムの放水のサイレンとほとんど同時に急な増水があり、命拾いしました。

雨が降り始めの時は、広い川でも時間差で増水します。中州では特にレジャー中断の決断をし、早めの引揚が必要です。

川は、曲がり方と流れそして深さは、密接に関係しています。いったんその中で溺れると、流れに巻かれて上下が分からなくなります。(自分で体験しています)。

まず、曲がった流れの早い深いエリアには近づかない事が大切です。私は、体の力を抜いて手を上にあげたので、その手を偶然見つけた人に奇跡的に引っ張り上げられ助かりました。

海の事故、防止対策

・・・危険・遊泳禁止区域など案内されているエリアには入らない。水温・深さの変化・海流が激しい・海藻が生えて危ない場所など。

健康状態が悪いときは海に入らない。睡眠不足・二日酔い等の時は日陰で休みましょう。海水浴は結構体力を消耗します。

太陽が照らず悪天候の時は海に入らない。寒くなり、海が荒れやすい。あまり楽しくありませんので、速めに切り上げましょう。

水深が浅い場所でも、子供だけでは遊ばせない。まさに知人がおぼれたケースです。

二人一緒の場合、溺れた方は本能的に自分より上に位置するものを掴んできます。

水の事故防止対策(川・海共通)の対策

・・・たとえ山奥の小さな川でも、天候の変化・ダムの放流など、急に増水することがあります。ライフジャケットを着用しましょう。

釣りや・ボートに乗る時は、ライフジャケットを着用します。万一の事故に備え、携帯電話を防水パックに入れて身に付け、出かけましょう。

ライフジャケットと携帯電話を活用し、シニア時代を超えた進歩アイテムで、水の事故防止に役立てたいものです。

金づち克服と薩摩の教え

・・・子供の頃、川で溺れた時の自分は、よく考えたら「まだ泳げなかったんだ」と反省しました。

チャレンジしたけど、失敗したケースですね。(薩摩の教え:失敗したとしても、挑戦しなくて後悔するより良い)。

水が怖い金づち時代

・・・その後、川が怖くなりました。遊び仲間と泳ぎに行っても深いところへは行けません。

素潜りで対応し、いわゆる金づち状態をシークレットにしていました。この状態が、中学3年の夏まで続きました。

やっと金づち克服、その切っ掛け

・・・中学3年の夏のある日、仲良しグループ(3人の男子・3人の女子)で海水浴に行くことになりました。

当初は、砂浜でビーチボールなどで遊んでいました。そのうちの一人が、突然”沖のブイまで泳ごう”と言い出しました。

結局女子は遠慮し、男子3人が泳ぐことになりました。

ここで、”実は、自分は泳げないんだ”なんてとても言えません。男の子はチャレンジのみ!

沖に向かって必死に泳ぎました。といえばかっこいいですが、泳ぐというより”犬かきと素潜り”のミックス泳法です。

何とか沖のブイに捕りました。というよりしがみつきました。

沖に浮かぶブイの周りの水温は、思った以上に浜辺より冷たくて身の危険を感じ少し怖くなりました。

水温が低いと危ない!との思いでホットする間もなく、今度は岸に向かって泳ぎ始めました。

帰りのミックス泳法は、沖のブイに向かうよりきつかったです。

岸につくころには、ヘロヘロでしたが、自然に平泳ぎ風になってました。

金づち克服後のスキルアップ

・・・8歳からのシークレットにしていた金づちを克服した後の嬉しさは、格別でした。

話は変わりますが、例えば大人になってから見た映画”ショーシャンクの空の下”解放感満喫状態でした。

主人公が脱獄に成功したその時、大空を仰ぐときの開放感!・・・とでも申しましょうか(笑)。

金づち脱出のきっかけは、やはりチャレンジ精神(薩摩の教え)の名残でした。

子供同士が遊ぶときの”はやし言葉”「泣こかい・飛ぼかい・泣こよかひっ飛べ」が、もう脳内に浸透しているのかもしれません。

中三で泳げるようになった嬉しさをそのままに、高校に入ると無謀にも水泳部に入りました。

そこから又、新たな未知の世界へチャレンジが始まりました。「ブログ記事:幼少の頃、川で溺れて水恐怖症。高3で県大会平泳ぎ決勝・・・」ご参照ください。

まとめ

代表的な川と海の事故の現状、それぞれの事故の共通点・相違点及び特徴など自分と知人の体験を中心に記事にしました。

特に親御さんのご参考としていただき、お子様の水の事故防止のヒントになれば幸いです。

最後まで完読いただき、ありがとうございました。