・・・毎年電気文化会館で開催される堀尾一郎氏のイコン展が本年も開催されましたのでご紹介します。
堀尾一郎のイコン「ロシア・ウクライナ・イコンの方舟」展
・・・本年は、堀尾一郎イコン「ロシア・ウクライナ・イコンの方舟」展として開催されました。
- 開催場所:電気文kq会館、西ギャラリー。
- 開催期間:2024/1/16~1/21。
- 開催時間:PM10:00~PM6:00(最終日PM5:00)
- イコンと戦争を語る:(1/20)PM2:000~3:30、フルート・オカリナコンサート。
ロシア・ウクライナの方舟
「ロシア・ウクライナの方舟」の大作
その1、400号の大作
・・・100号のガラス絵4枚を連ねた「ロシア・ウクライナ・イコンの方舟」400号の大作。
左、1/4部分
左中、1/4部分
右中、1/4部分
右、1/4部分
その2、200号超の大作
左、1/3部分
中、1/3部分
右、1/3部分
その他イコン
十字架降下(1)
十字架降下(2)
ビザンチンの聖母子
風神・雷神の方舟
新聞記事
ウクライナへ届け平和祈るガラス絵
新聞記事、中区で堀尾さん個展
イコン(聖画像)をライフワークとする二科会審査員・中部支部長の画家、堀尾一郎さん(78)の個展、
「ロシア・ウクライナ・イコンの方舟」が、16日、中区栄2の電気文化会館西ギャラリーで始まった。
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まって間もなく2年。
両国はともにキリスト教の東方正教会をルーツとする国であるとして「一日も早く戦争を終結し、
平和になって欲しい」との祈りを、100号のガラス絵4枚を連ねた対策に込めた。21日まで。
個展と同題の大作は縦1.7メートル、横5.6メートル。4面それぞれの中心に、
聖母子と家族や十字架から降ろされたキリストを描き、周りを四季の花々やさまざまな動物たちの絵で埋めた。
その全体を一艘の方舟に載せた。赤、青、緑と言った原色の絵の具をアクリルガラスに載せて描写。
白地に浮かぶ明快な色彩と勢いのある筆致が、透明なガラス面を通して鮮やかに浮かび上がる。
堀尾さんは、「軍人でも政治家でもない画家の私にできるのは、声高に反戦を叫ぶのではなく、
絵で平和を伝えること平和への思いを込めて描いた」と話した。
年一回、新作を披露して来た同ギャラリーでの個展は、今回38回目。
他にも、イコンや富士山を題材にしたガラス絵、キリストの十字架降下をモチーフにした油彩画など、
新作を中心に約60点を展示した。開期中、堀尾さんは全日在廊し、20日午後2時~3時半、
美術評論家の馬場駿吉さんとのギャラリートーク「イコンと戦争を語る」とフルート演奏会を開く(中日新聞、2024/1/17)。
富士山シリーズ他
富士山
春を喜ぶ
青春の富士
椿咲く富士
三国峠の富士
芦ノ湖の富士
目出度き富士と花
富士山の春
新春の富士
復活の富士
花咲く富士
その他
・・・シシリー島の夏、他
アントウェルペンの教会(ベルギー)
モンサンミッシェルの青春
ゲントの運河(ベルギー)
フェルメールのマルクト広場
クレタの美神(ギリシャ神話より)
堀尾一郎のイコン展のまとめ
・・・美しいイコンに魅せられ、それを題材に芸術活動を続けてこられた堀尾一郎氏でしたが、
「ロシアとウクライナ、同じイコンの国同士、一日も早く平和になって欲しい」との思いが伝わってきました。
一方、同地方に存在するイコンの聖画像を鑑賞して人々は、何を感じているのだろうか?
戦争で犠牲になるのは、いつの世も善良に暮らしている人々のような気がします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。