アート

第35回東友会・絵画クラブ展:展示作品紹介、その他

 

・・・昨年から。 東友会・絵画クラブは、新会場(三菱ビル)にて開催することになりました。

ご多用中とは存じ上げますが、丸の内方面へお越しの節はご高覧下さいますようご案内申し上げます。

第35回 東友会・絵画クラブ展

  • 督促期間:令和5年3月25日(月)~3月29日(金)。
  • 開催時間:12時00~15時30分(最終日は14時まで)。
  • 場所:三菱UFJ銀行OBクラブ事務所
  • 内:東京都千代田区三菱ビル3-5-2
  • アクセス:JR,東京メトロ丸の内線「東京駅より徒歩5分。

・・・東友会・絵画クラブ展は、旧東海銀行出身者のOB会(東友会)に所属し、

東京地区で生まれた文化的な絵画趣味を楽しんでいる同会員による作品の展示会であります」。

こうした趣味を通して、第二の人生を過ごしている出展者の交流の場でもあり、さらには来場者を含めた集いの場でもあります。

作品紹介

・・・第35回は、出展者9名・作品15点を、油彩画・水彩画・パステル・水墨画・木版画の順に紹介します。

展示作品を楽しんでいただければ幸いです(敬称略)。

油彩画

古角 保

孫(F10)

 

嬰児(F8)

出展者へ感謝のコメント

現在名古屋在住、過去東京地区勤務時に当絵画クラブで油彩画にてご活躍でしたが、

今回急遽助っ人をお願いし、手持ちの作品の出品をお願いしました。有り難うございました。

 

山岸 達

稲村崎からの富士(F8)

コメント

いつも素晴らしい感性と色使いで、驚きの画力を堪能させていただいています(才能!)。

今回、風光明媚な「稲村崎からの富士」を出品。主役の富士を中心から右にずらした構図及び、

富士の裾野・山・海にも緑色をバランスよく配置する効果により、画面に一体感を与えます。

作者が感じた美しい自然をさりげなくまとめ、観賞する者に主題がストレートに伝わります。

<稲村ケ崎>
稲村ケ崎は、由比ガ浜と七里が浜のほぼ中間に位置し、鎌倉海浜公園稲村ケ崎地区があります。

砂浜の散歩や夕日が楽しめる海岸沿いの公園、風光明媚な場所で有名です。

出展者へ感謝のコメント

神奈川県在住、過去に当絵画クラブで油彩画にてご活躍でしたが、健康上、休会状態でした。

今回急遽助っ人をお願いしました。有り難うございました。今後も作品出展を楽しみにしています。

宮崎正敏

望郷更科橋

水彩画

宮崎正敏

ぷかりさん橋

コメント:みなとみらいぷかり桟橋

パシフィコ横浜国立横浜国際会議場と、ヨコハマグランドインターコンチネンタルの間にある桟橋。
「ぷかり」と言うだけあって桟橋のすべてが海に浮いています。着岸できる部分が多く、一度に多くのクルーザーが着岸できます。

相原孝雄

腰越漁港(F6)

作者コメント

腰越漁港は、七里ガ浜より西に位置します。作品の借景にある江の島を望む港町。

お昼の食事は、鮮度と味わいの良い「名物シラス丼」を堪能し、写生にパワーをいただきましたた。

名物シラス丼

相模湾の沿岸近くにシラス漁場がが形成されるため、水揚げまでがスピーディーです。

鮮度が非常に良い状態で水揚げが出来るのが特徴。神奈川県のシラス漁業者の大半は、

漁獲から加工、直売まで一貫して手掛けており、シラスの鮮度と味わいに定評があります。

安曇野・碌山美術館(F4)

作者コメント

碌山美術館へは、スケッチ倶楽部(20名所属)の研修旅行で行事・安曇野での一コマです。

美術品は、同美術館の中だけでなく周りの公園も作品が置いてあり、公園も美術館である位置づけです。

 

坂田徳雄

尾道水道(F6)

作者コメント

前述、スケッチ倶楽部(20名所属)の研修旅行での行事・尾道での一コマです。

尾道から展望した、尾道水道の穏やかな風景と温かさに包まれた空気を感じます。

コメント:尾道水道

尾道三山と対岸の向島(むかいじま)との間に形成される幅200~500mの水道。

向島ヘと続くしまなみ海道上には、全長549mの新尾道大橋が架かっています。

瀬戸内海の真ん中に位置する恵まれた立地条件から、天然の良港として、平安時代より寄港地として栄えました。

水道を望む山腹には、石畳の道沿いに所狭しと古い邸宅や社寺が残り、風情ある箱庭的な様相を呈しています。

その独特の町並や風光明媚な景観から、尾道市は平成27年(2015年)に「日本遺産」に認定(ネット情報)。

奈良女子短大(F6)

作者コメント

スケッチ倶楽部(20名所属)の研修旅行で行事・尾道での一コマ。

因みに同女子大との人的関係はありません。

 

藤田智久

オルチャ渓谷(F6)

<オルチャ渓谷>

イタリア、トスカーナ地方にあるオルチャ川流域に広がる絵画のような美しい風景の田園地帯です。

「渓谷」と呼ばれていますが、起伏がなだらかな丘陵が連なっていて、その美しい景観で世界遺産として認められました。

今は実り豊かな穀倉地帯ですが、かつては農業に向かない荒地だったのを人の手によって作り替えたのです。

本来は粘土質の土壌で、水はけが悪く、作物の根が張りにくい土地でした。

およそ700年前から大規模な開墾が始まり、家畜のフンを混ぜるなど、土壌に改良を施してきたのです。

 

錦秋(F6)

コメント

春夏秋冬⾃然あふれる蔵王の魅⼒の一つ「秋の紅葉」、赤や黄色に彩られた紅葉が大人気です。

作品上部の青空の下遠くに展望できるのは、熊野岳を抱く蔵王連峰、渓谷と流れる渓流の位置取りが絶妙です。

紅葉で覆われた山肌を縫って流れる渓流、まるで現場にいるような錯覚を覚えます(感謝!)。

パステル

小池秀次

相棒(F4)

作者コメント

作者の生まれ故郷である信州の風景、右側に寄り添う「相棒」は、「川上犬」(天然記念物)。

<川上犬>

川上犬は長野県南佐久郡川上村に伝わり、保護育成されている小型日本犬の一種です。

<八ヶ岳連峰と逸話>

作者の生まれ故郷である信州風景、遠くに望む山脈は八ヶ岳連峰です。

(地元の逸話)昔々、八ヶ岳は富士山と激しい背比べをした。

結果八ヶ岳は負けてボコボコにされ、峯が連なる八ヶ岳連峰となった、とさ。

<野菜畑>

画面中央は、レタス・白菜などを栽培する野菜畑。丁寧に耕作された縞模様の緑が目に優しい。

白球(F4)

作者コメント

長竹カントリークラブにて、正にティーショットを打つ瞬間をイメージした作品です。

グリーン上の旗を確認後、正にティーショットする前の心境(期待と不安が交差する瞬間)が伝われば幸いです。

結果、始める前が一番楽しいスポーツ(遊び)だと悟り数年前卒業しました。

 

 

水墨画

村田年彦

竹ノ内環濠集落(水墨画・60×45cm)

コメント:環濠集落

竹ノ内環濠集落は、奈良盆地内で一番高い場所に造られた中世の環濠集落で有名。

環濠集落とは、外敵から身を守るため周りに濠を巡らせた集落のことで、始まりは室町時代。

大和でも室町時代の戦国期に動乱を受け、自衛の手段として集落の周囲に濠が設けられました。

盆地に所在する集落の多くは、鎌倉・室町時代から続くものが多く、環濠で囲まれています(ネット情報)。

木版画

藤﨑増男

題名:時空-3(木版画・75×57cm)

作者コメント

2012年作成した「時空-1」・「時空-2」に次いで挑戦した作品。

子供の頃、夜空の星を飽きずに見ていました。近年、曜変天目茶碗の中に宇宙を感じ再挑戦しました。

<ご参考>木版画、「時空-3」制作工程

その他

・・・2024年3月25日搬入作業をし、同月29日に搬出作業を終え、展示活動に関する会議をしました。

一次会議~二次会合

一次会議:人口減少と高齢化の影響に伴う、会員数の減少傾向。現状分析と対策の意見交換。

様々な意見とその対策等真剣に協議しましたが、ビル内での時間の関係もあり二次会合へ。

二次会合:搬出後の会場は、東京地区画廊近隣に詳しい「相原リサーチ」さんがセッティングされ、感謝!。

二次会合は、東京駅至近のビルの地下。入り口看板にイギリス国旗目印掲を置く、スタイリッシュなビル。

写真(2024/3/29):左前列から、小池秀次・ 藤田智久・宮崎正敏・村田年彦・相原孝雄・ 坂田徳男・藤﨑増男(東友会・絵画クラブ:CONGRATULATIONSにて)。

会合後

会合後の天気は予報り。夕方には早朝からの激しかった雨も風も止み、

このところ日が長くなった背景もあり、爽快感が漂う東京駅周辺でした。

土地勘のない私に道案内して下さる、小池さん・藤田さんと共に駅前広場をミニ散策。

東京駅

外国人観光客にも人気の東京駅。カメラに収まらない大迫力と美を感じます。

夕暮れの皇居方面

皇居方面の広い道路と夕暮れ。(馬車又は・高級車)で賓客をなすさまを連想させます。

第35回東友会・絵画クラブ展のまとめ

・・・今回第35回は、9名のOB会員の参加を得て前回から新会場(三菱ビル3F)にて開催されました。

「東友会・絵画クラブ」は旧東海銀行OB同士の東京地区における貴重な交流の場となっております。

又ご来場の皆様には、楽しみながらご覧いただきご歓談など頂けましたら幸いです。

「東友会・絵画クラブ」一同御礼申し上げます。最後までご高覧頂きありがとうございました。

<ご参考>第34回東友会・絵画クラブ