アート

第四回 ギャラリー東海:写真・俳画・ステンドグラス・書・篆刻・ボールペン画・水墨画・日本画・油彩画・水彩画・能面・甲冑・工芸

 

・・・ギャラリー東友は、旧東海銀行出身者のOB会(東友会)に所属し、東海地区で文化的な趣味を楽しんでいる会員による作品の展示会であります。

今回は、木版画「サングリア」を出品しました。仲間達の作品と同様、ご観覧いただければ幸いです。

第四回 ギャラリー東海

展示概要

  • 開催場所:電気文化会館(5階西ギャラリー)。
  • 開催期間:2023/11/21~11/26。
  • 開催時間:AM10:00~PM6:00(最終日PM4:00)。

展示作品

では会場での展示の順(写真・俳画・書・拓本・篆刻・水墨画・ボールペン画・素描・木版画・日本画・油彩画・アクリル画・水彩画・能面・ステンドグラス・甲冑)にて掲載します。

写真

井上雅弘

<農作業>、ご逝去の為編集中

井上雅弘さんの書は、出展されています。<野草幽花各自香>ご覧ください。

神田久嗣

<馬籠の宿猫(にゃん)>

 

<長良川鉄道富加駅>

 

菊川勝義

<大漁の予感(天使の梯子)>
  • 第32回NHK学園生涯学習写真展入選作品。
  • 2022写真講座機関紙掲載テーマ「朝日」。
写真:愛知県師崎沖。
<秋日和(アゲハ蝶と曼殊沙華)>
  • 第5回NHK学園四季の写真展入選作品。
写真:名古屋市笠寺公園。

 

<瑞光(早朝のハクレン)>

  • 第33回NHK学園生涯学習写真展入選作品。
写真:名古屋市鶴舞公園。
*瑞光

薄ピンクのハクレンをバックにした「爪紅(つまべに)はす」の存在がが印象的。

*写真コンテスト、受賞の常連です。

 

澤田 卓

<紅葉の絨毯>
<春の四重奏>

紅葉に絨毯そして春の四重奏。例年、自然の変化・季節の特徴を捉えた見事な作品を出展。

*カメラワークはプロレベル。

 

鈴木憲治

<マントンのレモン祭>

南フランス・マントンのレモン祭:年間30万人を超える観光客が集まる一大イベント。

ニースの近郊の街。祭の開催時期は、2月中旬~3月とニースのカーニバルと重なるケースがある。

 

<ニースのカーニバル>

フランス・ニースのカーニバル:年間100万人以上の観客が集まるフランスで最も大きなイベント。

開催時期2月~3月。

谷澤 保

<積翠城(郡上八幡城)>

 

<白帝城>(犬山城)>

 

西垣富夫

<夜明けの狩>

*望遠レンズで捉えた、絶妙な一コマ。背景の車のライトの色・位置のバランスが見事です。

 

<カワセミ魚捕り上から写す>

*高速シャッターで捉えた一コマ。

用心深いカワセミの警戒心を解くため、カワセミに顔を覚えてもらってから撮影に成功しました(すごい!)。

シャッターチャンスを待つ撮影者の情熱と、動物を含め自然愛を感じる作品には、いつも感動します。

真弓清司

<写真俳句便り>
  • 今日ここの花の盛りを記憶せよ 高浜虚子(春)。
  • 水晶の念珠に移る若葉かな 川端茅舎(夏)。
  • 蟋蟀(こおろぎ)は鳴き続けたり嵐の夜 桐生悠々(秋)。
  • 祷(いのり)長き母を持つ小春(こはる)寺 中村汀女(冬)。
<写真俳句便り>
  • 春更(ふ)けて諸鳥(もろどり)鳴くや雲の上 前田普羅(春)。
  • 羅(うすもの)や人恋します恋をして 鈴木真砂女(夏)。
  • さりげなく聞いて身に染む話かな 富安風生(秋)
  • しづかなることを願ひぬ初詣 山口青邨 (新年)

 

村中征也

<午後の憩い/グレックシュタイン・ヒュッテ(スイス)>

村中征也氏(撮影者)は、スイスにある4千メートル超の山々の登頂に成功した山岳界の有名人(御在所岳の登頂指導員の一面)です。

著書:白く高き山々へ、発行:ナカニシヤ

<紹介>

アルプホルンに魅せられて。若き友とのヨーロッパの旅。ドイツ語を学ぶ老年留学の奨め。

ガイドとの交流で第二の故郷に。アルプス登山の奨め。人生のたのしみはこれからだ(ネット検索)。

俳画界

小林 睦

<ふるさとの味>

 

<なつかしき風景>

 

井上雅弘

ご逝去の為、遺作展示となりました。

<野草幽花各自香>

印田 誠

<漢詩(一幅)>
  • 読み:しずかにせじをみればりゅうすいのごとくざしてせいしょうをひきこじんをおもう。
  • 意味:静観すれば世辞は流水の如く移り変わっていく。

 

宰島邦夫

<五福>

「梅花五福を開く」

まだ雪の残る早春、ほのかに甘い香りを漂わす梅の花は、古くから日本人に親しまれてきた花の一種です。

「梅花開」とは、その梅の花の五弁を五福になぞらえ、吉慶の言葉にしたものです。

五福とは次のような、人の一生における五つの幸せの事です。

  1. 長寿であること。
  2. 財力が豊かである事。
  3. 健康であること。
  4. 徳を好む事。
  5. 天命をまっとうできること。

長寿、財、健、そして天命はわかりやすいですが、四番目の徳を好む、すなわち、徳を積むとはどういう事でしょう。

徳とは、いわば思いやりであり、他社への心配りです・・・。(出展者、キャプションより)。

 

拓本

傍島邦夫

<折々に伊吹を見ては冬ごもり(芭蕉)>

<拓本をとる許可>

拓本作業をするときは、石碑、石刻、歌碑の管理者の許可が必要です。

特に歴史的文化財として登録してあるものも多く、市町村教育委員会等に確認し、管理メの許可をとります。作業の概略を説明することも大事です。

拓本に初めてチャレンジする場合、失敗して墨が拓本をとる本体(以下、素材と表記)に付着しないか、自分の所有している素材でためしてみましょう。

<拓本をとるのに適した天候>

拓本をとるのに適した気象条件は風のない曇天が望ましいようです。

直射日光が当たるところではすぐに乾くし、風が強いと紙が破れたりはがれたりします。

適度に湿度があって作業がしやすい穏やかな日を選びましょう。

夏場は朝、夕の気温が涼しい頃、冬場は日射が弱いので穏やかな日中が良いようです。(ネット情報)。

<拓本をとる作業順番>

本ギャラリーに提出の拓本作品の制作過程を手順を追って紹介します。

  1. 石を傷つけないように、石に着いた苔などを丁寧に取り除きます。
  2. きれいに洗った石に、薄い拓本用の紙をかぶせます。
  3. 石からはみ出た紙の部分は、動かないようにマスキングテープを使い石にしっかり留めます。
  4. 紙の上から霧吹きをし、紙を石に丁寧に密着させます。
  5. 密着を確認した後、余分な水分をタオルで拭き取ります(吸い取る感じ)。
  6. 拓本用の絵具(油性)をタンポに含ませ、押し叩きながら石に彫ってある字を移し取ります。

その他:タンポは数種類(大~小)を自作される方が多い(出品者からヒヤリング)。

 

<芭蕉と大垣、拓本・掛け軸講習会>

展示会後、出展者の傍島氏から「芭蕉と大垣」のパンフレット及び「拓本・掛け軸講習会」の案内状が届きました。感謝申し上げ一部紹介します。

(芭蕉と大垣)
写真:芭蕉と大垣(奥の細道結びの地、大垣)。

芭蕉は、元禄2年(1689)の春に江戸を発ち、古歌や故事の地を訪ね、

東北北海道地方を旅し、秋に大垣で旅を結びました。

後にこの旅は、江戸紀行文学の最高傑作と称されることになる「奥の細道」としてまとめられ、

現代まで連綿と読み継がれています。

この旅で美しい自然を体感し、古人と心を重ね合わせ、土地の人々と出会った芭蕉。

芭蕉はこの旅をきっかけに「不易流行」の考えを持つことになります。

芭蕉がはじめて大垣を訪れたのは、貞享元年(1684)、「野ざらし紀行」の旅の時です。

以後、幾度も訪れた芭蕉にとっての安息の街です。

当時の大垣は、川運と陸運が交わる東西交通の要所として経済が発展し、

新しい文化が花開く活力あふれる「水の都」であるとともに、芭蕉が伊賀から江戸に出て間もない頃から、

芭蕉に深く心を寄せる俳人たちの出身地で会ったからです。

大垣は、奥の細道結びの地という歴史遺産を大切に守りながら、文化の香り高い個性を生かしたまちづくりに取り組んでいます。(大垣刊行協会他発行)。

 

(拓本・掛け軸講習会)
写真:拓本の取り方。
  • 日時:令和6年1月11日・24日、2月7日21日、3月6日20日。
  • 場所:大垣市スイトピアセンター創作実習室2(学習館5階)。
  • 問い合わせ先:大垣市役所、(代)TEL0584-81-4111。

 

篆刻

高橋太利

<般若心経写仏>

今年91才にして制作意欲盛ん。現在あと2点制作予定、篆刻の石は中国より輸入。

水墨画

武田喜彦

<小樽雪景色>

 

<奥入瀬渓流>

 

<松風>

 

ボールペン画

長谷川伸一

<大元帥明王像>

 

<赤ちゃん象誕生>

デッサン画

伊藤 一

<一年生>

 

木版画

陶山俊一

<熊野への道>
  • 題材:熊野古道、馬越峠(紀北町側登り口)からの風景
  • 木版:8版、17色摺の大作。

熊野古道

「吉野・熊野」と熊野三山を結ぶ修験道信仰の道「大峯奥駈道」。紀伊田辺から海岸線を歩く「大辺路」。京都・大阪と熊野を結ぶ「紀伊路」など6つのルートがあります。

<那智大社>
  • ご神体は滝とされ、流れ出る滝のてっぺんの上方にしめ縄が張られています。
  • 木版:8版、17色摺の大作。

 

藤﨑増男

<SANGRIA Ⅲ>

 

<SANGRIA-R>

<木版、作業状況>の

  • 題材:スペイン旅行時、本場のサングリアのおいしさに感動し作成しました。
  • 木版:青系・赤系、2点の作品。全く別の版木で制作しています。加えて、作品の右部分を同じデザインできるか試みました。

サングリア:ワインにフルーツやスパイスを加えた飲み物。

甘味とフルーツの風味が特徴的、スペイン・ポルトガルで親しまれています。

日本画

伊藤武人

<睡蓮>

大門正人

<薔薇>

 

油彩画

石田好子

<穂高連峰(田代湿原)>
<旧コロボックルヒュッテ(霧ケ峰)>

 

長田 博

<風の盆>
<安曇野の春>(アクリル画)

 

粥川信夫

<シンフォニーの風景>
  • 今回の展示作品は、ベートーヴェンの交響曲、第九番「合唱」の音楽の流れに沿って描いた心象風景です。
*ニューイヤーコンサート情報

尾張旭で開かれるニューイヤーコンサート第2ステージに、粥川信夫氏が、第九の合唱に出演されますのでお知らせします。

  • 場所:尾張旭市文化会館、文化会館ホール。
  • 日時:2024/1/14、13時30分開演(12時45分開場)。
<和服の自画像>

具象、抽象ともこなす絵画センスは天性の持ち主。ご夫婦で個展を開くなど、貴重な存在と思います。

ご夫妻のご健康と益々のご活躍が楽しみです。<ご参照>絵画を愛するご夫妻、結婚50周年を記念し「2人展」を開催。作品紹介、その他

 

河村武彦

<早春の伊吹>

 

佐藤武男

<山鉾巡行>
<絵画作品の左下に注目>

山鉾の後ろに「東海銀行の文字と赤mロゴマーク」見つかりましたか?(京都支店の建物)。

 

<スマートコーヒー>

 

畑 武久

<小さな造船所>
<残照>

<絵画内容:地下鉄伏見方面からの展望>

右奥は、旧東海本展(S36年完成)。
中央は、旧大和生命ビル(中華:小西湖)。
左ビルは、元東海銀行本部→貨幣資料室→現在、レストラン。

堀川喜代太郎

<開演前>

 

水彩画

今村悦男

<差し込む陽光>

<緑陰を進む>

 

加藤栄一

<四谷の千枚田>

 

川瀬智弘

<珈琲を喫む女 1>
珈琲を喫む女 2

 

齊藤俊夫

<銀閣寺の雪>

 

<夏の平等院>

 

杉田 博

<ヒマラヤ・農家>

 

<恵那山>

東友ギャラリー出品者で最高齢。先月で96才のお年を迎えられた方とは思えない、力強さと優しさを感じる不思議な絵です。

藤川 悟:植物画(透明水彩)

<マテバシイ>
<ササユリ>

 

宮本 昇

<上高地の秋>

 

<桜満開>

淡墨桜

樹齢1500年ともいわれる日本三大桜の一つ、国指定の天然記念物。岐阜県根尾谷淡墨桜。

日本三大桜:樹齢2000年超の神代桜(山梨県)、樹齢1500年超の淡墨桜(岐阜県)、樹齢1000年の三春滝桜(福島県田村郡)。

<清水の舞台>

 

村中征也

<名作の舞台を訪ねて/50件中の4件>
  • 左上:「TV花燃ゆ」萩-松下村塾。
  • 左下:「二十四の瞳」小豆島-岬の分教場。
  • 右上:「知床旅情」知床岬からの羅臼岳。
  • 右下:TV西郷どん」鹿児島港からの桜島。

アルプス4千メートル超の山々の登頂に成功した山岳界の有名人。(詳細、写真の部に掲載済にて省略)。

著書:白く高き山々へ、発行:ナカニシヤ

山田宰二

<旅の「スケッチブック」から>

 

能面

竹内洋介

<童子(どうじ)>
<ケース:子牛尉(こうしじょう)>

 

山田 担

<孫次郎>

山田 担氏ご逝去の為、今回は遺作展示となりました。

<孫次郎>

室町時代の末の頃、面内氏「金剛右京次孫次郎」が若くして亡くなった最愛の妻の面影が忘れられず、

妻を想って制作した面と伝えらていれる。「おもかげ」とも呼ばれている。

目元がぱっちりとしていて、つややかさの中に明るさがみられる。

小面、若女、に並ぶ女面の傑作で、そこはかとない美しさは、人の心を魅了してやまない(キャプション)。

<ケース:怪士(あやかし)>

小川安彦氏・山田 担氏の三人で能面の展示を始めました。

小川氏に次いで山田氏も逝去され、今回は自分一人の展示となりました。

竹内氏の能面ケースはもとより、山田氏の能面ケースも竹内氏の自作です。

ケースの中のそれぞれの能面の下に敷かれているの多色織の豪華な織物は、

能面を持ち運ぶときに使用する手作りの袋(西陣織)です。(出品者:竹内陽介氏談)。

ステンドグラス

中島茂代、以下編集中

<平安の雅>

<HAPPY BEAR>

吉川美佐子

<タツノオトシゴ>

今回は、リフォームを機にリビングとキチンの間仕切りに使用中のステンドグラスの出展です。

実生活で活躍している素敵なステンドグラスを出展してもらいました。使用中の出展、有難く感謝します。

 

<制作過程を展示>

吉川氏の旺盛な好奇心とインタビュー能力に感謝!様々な情報を入手しています。

BK勤務中では入手できなかった東海OBの隠れた才能・経歴等記載でき、皆様の有益なブログとなれば幸です。

 

甲冑

林 幹郎

<鎧:緋絲毛引威仏胴具足>
(ひいと けびきおどし ほとけどうぐそく)
<兜・突パイ形筋兜>
(とっぱいなり すじかぶと)

鎧・兜の主材料は?*

展示作品の主材料はアルミニウムです。鎧・兜の全重量は作り方にもよりますが、8~10kg程度となります。

鉄製であれば20kg程度になりますし、源平時代の大鎧であれば更に重くなります。

源平時代の合戦は騎射が主体で、馬が大鎧の重量を支えていました。

義経の八艘飛びは少し無理だったように思われます。

*塗装材料は?*

当時は漆をつかっていましたが、展示作品の塗料は、かぶれる恐れの少なく取り扱いの容易なカシュー塗料を使用しています。

アルミニウムに塗料を定着させるため、アルミの表面をサンドペーパーで磨き、その上で、下塗り・中塗り・仕上げ塗装を行います。(出品者解説)。

 

*カシュー塗料*

カシュー塗料の元、カシュー樹脂はカシューナッツの殻から絞り出した油が原料です。

カシューの樹は漆科の植物ですが、カシュー塗料は漆に似た性質を持ち、肉持ちがあります。

光沢溢れる塗膜は、一見漆と見分けがつかないくらいで、カシュー漆と呼んだりします。(出品者情報・ネット検索)。

<お祝いのお花>

古角 保さまから、素敵なお花をいただきました。お気遣いありがとうございました。

第四回 ギャラリー東海のまとめ

・・・この度は、ご多用の中「第四回ギャラリー東海」ご来場いただき誠にありがとうございます。

ギャラリー東友は、旧東海銀行出身者のOB会(東友会)に所属し、東海地区で文化的な趣味を楽しんでいる会員による作品の展示会であります。

また、こうした趣味を通して第二の人生を過ごしている出展者の交流の場であり、更には幅広く東友会集いの場でもあります。

今回は、40名の会員参加を得て作品は絵画・書・工藝・写真など多岐にわたっております。

ご来場の皆様には、楽しみながらご覧いただき併せてご歓談頂けましたら幸いです。

令和5年11月  第4回ギャラリー東友 出展者一同(ご挨拶より)。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

<ご参考>第三回ギャラリー東海