アート

二人展(パステル・水彩・木版画)画廊喫茶 四季。繊維の街一宮市。モーニングサービスと愛知県。

写真:自然とのふれあい「二人展」開催、画廊喫茶”四季”

・・・二人展のコンセプトは、自然との触れ合いがメインテーマです。

地元一宮の絵を愛する羽根邦明・由子ご夫妻により毎年開催、展示されています。

第30回二人展(パステル・水彩・木版画他)。画廊”喫茶”四季”。

記念すべき第30回となる二人展

 本年、記念すべき第30回となる二人展(2022/8/2~8/13)を鑑賞しました。特に今回は、昨年来ご主人が体調を崩され開催が懸念されました。

しかし、節目となる展示会に向け夫妻が困難を乗り越えての開催でした。充実した作品を拝見し、絵で結ばれた強い夫婦愛を感じました。

 

第30回二人展の作品紹介。

今年の作品は26点(ご主人はパステル画・水彩画の作品11点、奥様は木版画作品15点)示)。

ご主人(羽根邦彦)のパステル画・水彩画他、作品11点。

奥様(羽根由子)の木版画、作品 15点展示。

 

以上、第30回「二人展」は記念として扱い作品を「第30回二人展(水彩・パステル・木版画他。画廊喫茶”四季”」に記載し、先ほど投稿しました。ご覧いただければ幸いです。

 

第29回 二人展(パステル・水彩・木版画)画廊喫茶四季。

二人展のコンセプトは、自然とのふれあいがメインテーマです。

今年の作品は23点(ご主人はパステル画・水彩画の作品11点、奥様は木版画の作品12点を展示、会期2021/8/2~8/24)。

羽根ご夫妻の作品に対するポリシーは、サクラ・山・川など作品の対象物に向かい合うことです。

そして、自然の中の対象物にふれあい、その雰囲気と感触を作品に反映するこだわりを大切にしています。

ご主人(羽根邦彦)のパステル画・水彩画、作品11点の一部

波の白・・・パステルの白で表現。

波の白・・・水彩画をひっかきで表現。

波の白・・・紙の白地を生かし表現。

奥様(羽根由子)の木版画、作品12点の一部

さくら…木版(WF8)

家路・・・木版画(F6)

トレド…木版画(F4)

ヨットハーバー(海への3部作-2)…木版画(F8)

展望…木版画(F8)

作品(木版)三点:たけのこ・静謐・水仙

<自然とのふれあい 二人展>は、2021/8/3日付 地元ケーブルテレビICCでオンエアーされました。

今年の展示はご主人の健康状態が一時期懸念されましたが、ご夫婦で協力しその困難を乗り越えられました。

その結果、今回の見事な作品と展示会を開催されるに至りました。

ご夫妻で毎年展示会を開催されています。二人展の作品制作力と、継続する姿に感銘を受けました。

来年は、節目の第30回の展示会を開かれる予定であり、心から応援し楽しみにしています。

奥様(羽根由子)、矢倉に天井画と行燈を奉納

羽根由子…朝日カルチャーセンター木版画 畑 教室所属。

<地元の地蔵堂にて>慈教寺住職が行う”お盆の法要”を営むための矢倉に天井画と行燈を奉納しました

矢倉とお盆の法要

天井画・・・サイズ1m×2mを2枚(ベニヤ板・アクリル)

天井画(左・西側)

天井画(右・東側)

行燈(左・西側)・・・矢倉の両サイドに奉納

行燈(右・東側)

繊維の街一宮

一宮市の概要・産業・観光と行楽

一宮市の概要

  • 人口:383,959人、男187,613人・女196,346人。
  • 世帯:163847世帯。(令和3年3月現在)。
  • 由来:古来、国司が着任すると最初に一宮市の真清田神社を参拝したことからその神社を「一の宮」と呼ぶようになり、その習わしが地名となりました。
  • 日本一:木魚の生産数・からし粉の生産数(株式会社美ノ久)
写真:一宮市の真ん中に位置する真清田神社。辺りが木曽川の清く澄んだ水で作られた水田地帯であったことからなずけられたという。

一宮市の産業

廃れたといわれていますが、一宮市の重要産業は繊維です。

その起源は奈良時代まで遡り、江戸時代には木綿。絹織物の産地として知れ渡りました。

一宮市の綿織物の歴史と「一宮カラス」

ここで一宮市が綿織物で栄えた歴史と、「一宮カラス」と言われる所以についての記事が参考になれば幸いです。

綿栽培は西暦1540年代、琉球から薩摩を経て内地に伝わり、江戸時代に五畿内(大和・山城・河内・和泉・摂津)中心に全国的広がりに盛んになりました。

このように戦国時代以来木綿は実用向きとして絹布を凌ぎその栽培が進みました。

江戸・藩政時代の尾張平野はすべて麦作の後に生綿(きわた)を作りました。(生綿=精錬してない綿)。

秋祭りの頃は見渡す限り綿の白で溢れ、住み家と納屋も生綿の山となりました。

旧盆が終われば、綿や糸の小買い商人が2~3人づつ組んで一宮から四方へ買い出しに出かけました。

夕暮れ時に山のように荷物をもって四方から一宮へ帰る商いの様子が、丁度同じ黄昏時に真清田神社の森にカラスの群れが帰るのに似ていることから、綿買いの人々に対して「一宮カラス」と言うあだ名がつけられました。

「一宮カラス」は一宮商人の代名詞ともなり、一宮商人の生活力を表すと同時に、商取引における厳しさを表現するものともなりました。

明治24年(1891年)10月28日の濃尾大地震は、綿花の栽培も困難になり機(はた)業家だけでなく一般住民に致命的打撃を与えました。(機=織物をつくる、手動の機械・織機)。

建物器具などことごとく損傷したので、この復興には新規開業と同じような費用と労力を要しました。

一方で安価なインド綿花の輸入が始まり、大企業が安い綿布を大量生産し、市場進出しました。

これには農家の副業では対抗できなくなり、尾西地方の綿織物業は次第に衰退していきました。

何か綿織物に変わる物はないか・・・模索の中で、明治後期以降に、時代の流れをいち早く読んで、羊毛工業へ着目しました。

その後、毛織物生産地として急発展し、大手民間企業が進出してきました。

木曽川の水資源を活かした染色も含めて、紡績から縫製まで一貫して行う総合的な繊維産業都市となりました。

日本の製造業を取り巻く環境が大きく変化したのが昭和50年代(1970年ころ)でありました。

そのあたりの年代を境に国際競争力が低下して、一宮市の産業構造にも大きく影響を及ぼしました。

一宮市の観光と行楽

  • おりもの感謝祭一宮七夕まつり:1956年に始まった一宮市の夏の最大のイベント。仙台七夕まつり、湘南ひらつか七夕まつりと合わせて、日本三大七夕まつりとして知られています。
  • ランドマーク:整備された木曽川河川にあるツインアーチ138は主要なランドマークとなっています。その眼下には、木曽三川公園138タワーパークが整備されて、家族で遊べる恰好の場所となっています。
  • 寺院神社:中心市街地にある真清田神社、一宮市博物館と隣接している妙興寺など重要な歴史的建造物があり、各連区にも社寺が多く分布しています。天然記念物として指定されている特別な樹木の多くは、社寺にあります。重𠮷義八幡宮の甘酒祭りは、一宮市無形民俗文化財に指定されています。
  • 公園:河川敷にある木曽三川公園(138タワーパーク・光明寺公園・大野極楽寺公園)、浅野長政の屋敷跡が残る浅野公園、浅井山公園、スポーツできる環境が併用されている奥町公園や九品地競技場、一宮総合運動場(県営グラウンド)などがあります。サイクリングコースやジョギングコースが整備されています。

真清田神社の竜神伝説

ある年の夏、この地方に長く雨が降らず、生き物すべてが苦しんだ。弘法大師(空海)が雨乞いをしたが雨は降らない。

そこで大師は、かやの草で竜の形を作り、それに祈ると、竜が動き、「いかに祈っても無駄です」そして言った。

「天下の竜が皆、竜王に閉じ込められてしまったからです。竜王に逆らって雨を降らせようものなら、その竜の命はなくなります」と言った。

弘法大師が「どうかお前が犠牲になって雨を降らせておくれ。その代わり、必ずお前を神に祭ってやろう」と言うと、

竜は「私を真清田の社に祭ってくださるのなら、やってみましょう。私に水の種をください」と応じた。

大師は水を大地に注ぐと、黒雲が空を覆い、たちまち激しい大雨が降り出した。

黒雲の中から、あの竜の体が切れ切れになって落ちてきたので、大使は約束を守り、竜神としてこの神社へ祭る事になったという。(あいちの民話を訪ねて(2021/10/10/・中日新聞)

写真:桜門近くの吐水竜、新型コロナ対策でひしゃくを撤去し、改修。
写真:吐水竜(宝物館)、徳川義直が奉納したとされる(以上、中日新聞)。

と衰退は、繊維産業と一体であったと思われます。「せんいのまち」として、紡績、毛織物業で一時代を築いた街です。

二人展、繊維の街一宮のまとめ

名鉄本線と尾西線、JR本線の鉄道網と、国道22号線、国道155線、など道路網の利便性が良いため、名古屋のベッドタウンでもあります。

まさに私は1970年の大阪万博の前年、一宮市の染色工場で働いている友人に会いに行きました。

丁度七夕祭りで本町通商店街は、老若男女であふれかえっており大変な賑わいでした。

そんな記憶が強かったまま、過日に第29回「二人展」を拝見するために久々にJJR尾張一宮駅に降り立ちました。

その時感じたのは、名古屋駅からJR本線で10分と至極便利な静かな街と言う印象を受けた一宮市でした。

モーニングサービス発祥の地一宮と愛知県

写真:画廊喫茶”四季”のモーニングサービス

モーニングサービス発祥の地は一宮市 なぜ?

一宮市の喫茶店でモーニングサービスが始まったのは、高度経済成長期にあたる昭和31年頃です。

当時は機織り機の機械がガチャンと音を立てると、一万円儲かる「ガチャマン」と呼ばれる空前の好景気に沸いていました。

また、維業を営む人々は昼夜を問わず喫茶店で商談や打ち合わせをしていました。

なぜなら、当時の繊維工場は機織機の音がうるさい上に埃っぽいからです。

早い話、喫茶店を応接筆や会議室代わりに使っていたのでした。

そこで喫茶店のマスターやママさんは、朝から来てくれるお客にゆで卵とピーナッツをサービスとして付けたのが始まりだといわれています。

画廊喫茶”四季” 詳細

創業当時も画廊付きレストランとして有名。

現在もサンドイッチや喫茶を中心として、終日人気の画廊喫茶です。

まさに、高度成長期にモーニングサービスが始まった本町通商店街の喫茶店です。

特に午前中は充実したモーニングサービスで満席状態です。

サービスタイムは、日・祝日除くam. 7:30~12:00です。

画廊は好評で、利用者が多く年内は予約でいっぱいです。

  • 展示スペース:入り口から見て左右の2壁面です。
  • 展示壁面高さ:2m、部屋の中に飾る小・中作品に最適です。一方、1m超えの縦長作品には不向きです。又、額の重い作品は、吊すのではなく下の台に置く形になります。
  • 展示賃料:無料にて、1年~2年先まで予約でいっぱいです。
  • 雰囲気:喫茶店内の9個のテーブルごとのスペースも十分であり、内装もブラウンの色調で落ち着いた雰囲気です。

画廊喫茶 四季 :一宮市本町4丁目13-5 TEL0586-24-5558

アクセス :JR名古屋駅から尾張一宮駅まで急行で約10分。

尾張一宮駅から徒歩で15分弱一宮本町商店街南端に位置します。

モーニングサービスと愛知県

サガミレストランツ(名古屋市)

サガミでは、「朝活」ブームをにらんで2013年、名古屋市名東区の梅森坂店でモーニングサービスを始めました。

その後、徐々にモーニングサービスの提供店舗を、東海三県(愛知・岐阜・三重)全80店舗中44店舗まで増やしてきました。

この、モーニングサービス提供を、2021年9月18日から愛知県内の全47店舗(全店の四割)に拡大することにしました。

メニュー、コーヒーや紅茶などから選択する飲み物と、トースト・ゆで卵・サラダのセット四百円などです。

パンは、北海道産の「ゆめちから」を使用した独自の配合で、もっちりとした食感に仕上げ、特徴をもたせています。

店舗側では、ランチの集客にもつながる傾向があり、来店客に昼や夜の献立、店の雰囲気を知ってもらい今後の来店につなげたい考えです。

パート従業員対策、時短営業を余儀なくされている現状、モーニングサービス提供による雇用が生まれます。

営業時間、通常より、3~4時間早い午前7~8時から営業、同10時45分まで注文を受け付け、その後は通常営業に切り替える。(中日新聞、2021/9/11)

外食産業は、新型コロナウイルス緊急事態宣言の発令などで時短営業を余儀なくされる中、来店客の開拓や従業員の雇用の確保につなげる考えです