アート

第97回 国展 名古屋展、展示作品紹介(版画部)。その他

 

・・・美術団体・国画会による第97回国典 名古屋展が、名古屋・栄の県美術館ギャラリーで開かれました。

展示部門は、絵画・版画彫刻・工芸・写真の5部門ですが、当ブロブでは版画部門の作品を紹介をしております。

第97回 国展

東京本展

  • 展示会場:国立新美術館(六本木・乃木坂)。
  • 展示期間:2023/5/3(水)~~5/15(月)。
  • 展示部門:絵画・版画・彫刻・工芸・写真の5部門。

名古屋展

  • 展示会場:愛知県美術館ギャラリー(名古屋・栄)。
  • 展示期間:2023/6/7(木)~6/11(日)。
  • 展示部門:絵画・版画・彫刻・工芸・写真の5部門、368点。

名古屋展 版画部門、展示作品紹介

・・・今回名古屋は、東京で5月に開かれた本展の受賞者を始め、

全国の版画部門会員と東海地区の会員や会友、一般公募の入選作の中から一部を紹介しています。

受賞者、作品紹介

準会員優作賞:佐々順子(新会員)、Aspection

 

版画部準会員奨励賞:奥秋広美(新会員)、AREA 2355

 

国画賞:SHOKO、(新準会員)この惑星の生命の瞬きⅠ

 

新人賞:葛西裕子(一般)、GO Find V

 

新人賞:わたなべ淑子(一般)、地中より呼びぐして!

 

会友賞:石川敦之(会友)、群空間Ⅱ

 

会友賞:福地秀樹(会友)、生成2

 

版画部奨励賞:稲継豊毅、(新準会員)ゴーストエディター

 

平塚運一賞:佐藤聖大、決裂

 

前田賞:手塚てる子、蔦の森

 

金守世士夫賞:篠田泰雄、Obsession 2023B

 

新会員、作品紹介

奥秋広美:AREA 2355

版画部準会員奨励賞にて掲載

佐々順子:Aspection

準会員優作賞にて掲載

末平博子:明日への行方 ’23-2

新準会員、作品紹介

稲継豊毅、ゴーストエディター

版画部奨励賞にて掲載

SHOKO、この惑星の生命の瞬きⅠ

国画賞にて掲載

福地秀樹、生成2

会友賞にて掲載

松元妃呂子:韻 2023-1

 

渡邊佳津利:#No50

中部地区作者、作品紹介

米倉泰民(会員)、気流 Air Corrent

 

廣江嘉郎(会員)、パリ北駅へ向かう

 

小原喜夫(会員)、Z22(額井岳)

<作家コメント>

額井岳(ぬかいだけ)は、麓に山部赤人の墓があり、大好きなところです。

吉川房子(会員)、弥ー1

 

畑 涼一(会員)、Bamboo 35

 

我妻正史(会員)、あの日の記憶 023-1

美術の窓、2023年9月号に掲載

与えられた使命

2011年3月11日の東日本大震災は、我々に大きな衝撃をもたらした。

宮城県を故郷とする筆者は、在住する愛知県からすぐに現地に赴いた。

以来、我妻作品における重要なテーマとして「あの日の記憶」シリーズが続いている。

地震や津波で破壊された状況を、強い心象的表現を用いた版画作品として発表してきたが、

最新作である上掲の「023-1」では、人々の顔が具体的に表れてきている。

今年の国展で今作品を見て驚いた。作者自身さえ驚いたかもしれない。

岩やコンクリートをイメージさせる波打つ空間に、

生者とも死者とも思われるイメージが浮かび、こちらに語り掛ける。

十年以上経った現在になって、作者自身の内側から自然と現れたのだろう。

震災翌年から始まり、一昨年には、被害者と焚火を囲んで夜を明かして語り合ったイメージを表現した「021-1」など、

時の経過とともに徐々に記憶が薄れるどころか、より鮮明になってきているようにさえ思われる。

これまでの一連のてきた流れを見てきたからこそ、そう思う。

滾るような強い思いを持ち続けると同時に、客観視することで我妻作品のリアリティは生まれる。

実に生々しく恐ろしい、しかし、だからこそのメッセージ性の確かさ。

表現せずにはいられないのだろう。自身に与えられた使命を全うすべく、制作を続けている。

 

美術の窓9月号(P102~103)より記載。

 

あの日の記憶 「021-1」
あの日の記憶 「022-1」
あの日の記憶 「019-1」

 

豊田素子(会員)、A Cristal Night

 

羽多野豊子(会員)、夢ひと夜ー12

 

大隅東也(会員)、Divergence 2305

 

佐藤豊子(会員)、My world 38

 

鈴木洋子(会員)、沈黙 23-1

 

浅井重一(準会員)、湿原 VII-2

 

恵子(準会員)、景 ’23

 

徳山ヒデミ(一般)、青い静寂ーA

 

松元 哲(一般)、壊 29

 

中部地区以外の作者、作品紹介

足立順子(会員)、universe

美術の窓、2023年9月号に掲載

熱量とロマン

これまで以上にイメージの熱量を感じさせる。

銀灰色の光を含んで鈍く輝く赤で纏められた画面が強い印象を残す。

画面では、世界の一端を垣間見るようなイメージが刻々と展開する。

大きな緑の蝶を美と生命の象徴として扱いながら、浮遊感とともに画面を活性化させている。

壁画を思わせる雰囲気がミステリアスでもあるし、

アカシックレコードを垣間見るかのような作者のロマンに満ちた造形である。

美術の窓9月号(P200)より記載。

 

津田恵子(会員)、「Twisting Landscapers」

 

穂積千幸(会員)、My favorites

 

前田政晴(会員)、夏の終わりに

 

その他

新聞記事

東京本展入賞作も 「国画会」名古屋展

<絵画や彫刻など幅広いジャンルを展示>
写真:見ごたえある洋画の大作などが並ぶ会場=名古屋・栄の県美術館画やラリーで。
<記事内容>

美術団体・国画会による第97回国典の名古屋展が、名古屋・栄の県美術館ギャラリーで開かれている。

絵画、版画、彫刻、工芸、写真の5部門の368点が並ぶ。11日まで。

展示しているのは、東京で5月に開かれた本展の受賞者を始め、全国の会員と東海地区の会員や会友、一般公募の入選作。

絵画部国画賞、成田淑恵さん

絵画の部では、岐阜県恵那市の成田淑恵さん(40)が一昨年に続き、公募作品の中で、最高位の国画賞を受賞した。

マレーグマをモチーフにした「夢見る夢」と題したた作品で、

動物も人と同じように夢を見るという着想を基に、動物と人との共存の願いも込めた。

会員の稲垣考二さん(名古屋市瑞穂区)は縦3.9メートル、横3.2メートルの大作「終演」を出展。

そのスケールとともに、劇場をモチーフにした謎めいた描写が来場者の目を引いている。

国画会名古屋支部事務所の森田靖久さん(50)ー豊川市ーは「国画会はジャンルが広く、今年は新しい人たちの活動も目立ち、

楽しんでもらえると思う。と話した。一般800円、大学生以下無料。(2023/6/9日、中日新聞)。

*ご参考*成田淑恵さん国画賞受賞(絵画部)

第95回国画賞(2021年)及び第97回国画賞(2023年)受賞。

 

版画部国画賞、SHOKOさん受賞

・・・版画部国画賞受賞者のSHOKOさんは、足立順子さんの令嬢で、国画賞を受賞されました。

この度、同時開催の「伍人展」へ足立順子さんがSHOKOさん及び神庭瑛子さんとご主人を伴いご来場されました。

私が国画会在籍中の頃、東京国展の飾りつけ後の「慰労会」メンバーは、小原先生・武上先生・足立順子さんそして私の4人でした。

今回「伍人展」の会場で足立ファミリー及び小原先生とご一緒にお会いでき、同窓会みたいに懐かしくとても感激しました。

因みに、足立ファミリー3人順子さん・SHOKOさん・神庭瑛子さん)は、地元島根の芸術活動普及に活躍中、益々のご活躍をお祈りします。

<ホームページ>
私たちについて – 三角図書館 | JUNKO ADACHI

https://sankaku-toshokan.com › about

<絵画教室>

三角図書館のアーティスト、足立ファミリー3人が講師を務めている絵画教室です。
4種のコースがあり週2回開催しています。様々な画材を使い自由な感性で絵を描いていきます(同HP)。

足立順子ファミリー3人を含む展示会

島根県立美術館、ギャラリー全館

タイトル:4つの扉 展覧会の絵
  • 開催期間:(2023/10/11~10/16)。
  • 所  在:島根県松江市袖師町1-5。
  • アクセス:(JR/近鉄)津駅より徒歩10分。
  • 開催時間: AM10:00~PM6:00(最終日はPM5:00)。
  • 出品者:足立順子・照・SHOKO、多納三勢。

 

国画会(会員) 我妻正史の活動

出版活動

同氏は、2023年1月に「絵画 版画 写真作品集 人生100年健康寿命をのばそう」を出版されました。

大阪・関西万博関連

同氏は、2023年5月に開かれた「あべのハルカス」での展示会に2点出品。

写真:中央が、我妻正史氏(2023/5/17、日本美術家連盟パンフレットより)。

・・・2025年の大阪・関西万博まであと2年、同期間中に開かれる万博関連事業プログラムの一環として展覧会が開催されます。

我妻正史氏は、日本美術家連盟会員でもあり、同氏が前述の展覧会に出品予定です。益々のご活躍とご検討を祈ります。

<展覧会概要>
  • 展覧会名:大阪・関西万博、OASIS2025展。
  • 企画など:TEAM EXPO 2025プロジェクト、外務省・文化庁。
  • 開催場所:「ゆめのしま」及び「あべのハルカス近鉄本展16Fアート館」。
  • 開催期間:2025/4/13~10/13 (184日間)。

 

第97回 国展 名古屋展まとめ

・・・国展名古屋展と私の所属する「伍人展」が同時に開催中であったこともあり、展示会場でたくさんの方々にお会い出来ました。

20年超版画を続けて後期高齢者の仲間入りをした現在、話題は作品や作風の変化に加え、作家さんの安否や健康状態におよびます。

その中でも近年は、作家のお子様やお孫さんたちの絵画活動を聴く機会が増えたように思い嬉しくなるこの頃です。

国画会はジャンルが広く、今年は新しい人たちの活動も目立ちました。今後も同会の「国展」を楽しみにしています。

最後までご覧いただき有り難うございました。